「ブラック労働化の一つの原因は、誰もやりたがらない事を安い給料で頑張るから」 ホリエモンのツイートに賛否
堀江氏が言う「誰もやりたがらない仕事」というのは、介護士の仕事だ。同氏は以前から保育士や介護士についての持論を述べていた。
8月13日にはツイッターで介護士の給与について言及。「(給与は)永久に上がらないしロボットに変わって多くは必要なくなるよ」「(介護は)誰でもできる仕事だから単価は残念ながら上がらない」といった内容をツイートし、議論を呼んでいる。
このような中、とあるツイッターユーザーが堀江氏の持論に対して、「誰でもできるけど、誰もやりたがらないことをひたむきに頑張ってるんだぞ!素晴らしいと思わないかい?」と反論。これに堀江氏は冒頭で紹介したように「うーんそれがブラック労働化の一つの原因のような気がするんです。誰もやりたがらない事をひたむきに安い給料で頑張るからいつまでも給料が上がらない」と返信した。
フォロワーからは、このツイートに同意する声が寄せられた。
「同意です。代わりがいくらでもいるから給料を上げる必要がない。いなけりゃ給料上げますよね」
「こういう安い仕事している人は、とにかくどんな仕事でも一生懸命していたら必ず人生報われる、コツコツやってれば絶対いい事あるはずと思いたい、という感じだと思う」
そもそも、辞めたくても辞められないのがブラック企業
堀江氏の発言は2ちゃんねるなどで取り上げられ、ネットで再び議論を呼んでいる。
「ブラックで働いてブラック反対って言ってる人ってどこでもいいから給料くれるなら雇ってくれって感じでブラック企業受けて、いざ毎月給料もらうようになってからブラック反対とか言ってるんでしょ」
しかし、ブラックな労働環境で働いている人だって事情がある。いざ入社してみたらブラック企業だった、雇用の流動性が低い日本では転職は難しいので嫌でも働き続けなければならない、という人もいるだろう。2ちゃんねるにも以下の様な意見が出ていた。
「ブラック企業って辞めたいやつを辞めさせないシステムを構築してるからブラックなんだけど……」
「代わりの仕事がない 食べていけない これが最大の原因」
「嫌なこと拒否したら給料上がるの? クビになると思うなぁ」
また、「正論の一端ではあるがそれ自体は極論なんやで」という声も。やはり、ブラック企業問題はそう単純な問題ではない、ということだろうか。
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