100年後も生き残ると思う企業1位「トヨタ」2位「ホンダ」 世界レベルの技術が評価される | キャリコネニュース
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100年後も生き残ると思う企業1位「トヨタ」2位「ホンダ」 世界レベルの技術が評価される

就職活動や転職活動では、応募する企業がいつ創業したのかはチェックしたいポイントのひとつだろう。会社が長く続いていることは、それだけ企業の信用度が高く、安定していると言えるためだ。

与信管理ASPクラウドサービスを提供するリスクモンスターが、第3回「100年後も生き残ると思う日本企業」の調査結果を9月末に発表した。

調査は4月23日~24日に全国の20~59歳の有職者男女個人、60~69歳の男女個人に対して実施。調査対象企業は年間売上2500億円以上で、従業員数5000人以上の企業200社を抽出。有効回収数は1000サンプルだった。

資本力のある金融や商社系は意外とランクインせず

100年後も生き残ると思われる企業とは?

100年後も生き残ると思われる企業とは?

ランキングの1位は「トヨタ自動車」(回答率36.4%)、2位は「本田技研工業(ホンダ)」(同14.2%)と日本を代表する自動車会社が名を連ねている。3位は「東日本旅客鉄道(JR東日本)」(13.5%)、4位は「東海旅客鉄道(JR東海)」(12.4%)と、鉄道会社が続いている。これら上位4位にランクインする企業の順位は、昨年実施時から変化なしで、高い人気がうかがえる。

トヨタに対しては、「常に業界をリードしていきそうだから」「高い技術力があるから」といった声が、JR東海に対しては「リニア新幹線は世界に誇れるから」という声が出ていたという。世界レベルの高い技術を持っている企業はやはりブランドイメージ的にも強いようだ。

また、資金力がある企業が必ずしも長く続くとは思われていないようだ。「上場会社純資産額ランキング」を見ると、1位はトヨタ自動車(純資産額は18兆1000億円)だが、2位の三菱UFJフィナンシャル・グループ(同17兆4000億円)や3位の日本郵政(同15兆2000億円)は今回のランキングで20位圏外となっている。

メガバンク系や総合商社などは、知名度が高くても、商品やサービスが消費者にとって身近に感じにくいことが影響していそうだ。

「自社の技術を活用して柔軟に対応できる企業」が生き残る?

上位20位の企業を見ると、すべての企業が業歴60年を超える老舗企業だ。業歴が長い企業は盤石な事業基盤を築き上げているため、今後も引き続き活躍を期待されていることがわかる。

リスクモンスターが保有する企業情報データベースで100年以上の業績を持つ企業はわずか0.03%ほどにすぎず、経営環境の変化が激しい現代において、企業を100年以上存続させるのがいかに難しいかを物語っている。

長く存続する企業には高い技術力や資本力が欠かせないが、それだけでは十分ではないと同社は分析する。たとえば、人気が急上昇した5位の「日清食品」(12.3%、前回順位20位)や9位の「キッコーマン」(10.7%、前回順位18位)などだ。

両社の人気についてリスクモンスターは、「ヒット商品を開発するだけでなく、海外市場を積極的に開拓・育成し、ヒット商品から定番商品に育て上げて、信頼性や安全性を高めていくための技術開発力こそが重要な要素ではないか」と評価。今後100年間の事象に対して、「自社の技術を活用して柔軟に対応できる企業」や「消費者ニーズを的確に捉え、自ら需要や市場を創出できる力を持つ企業」が生き残るとしている。

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