学生時代のバイト経験は必要? 「一般常識を学べる」が「貴重な時間の浪費」という声も
学生時代、何らかのアルバイトをしていた人も多いだろう。そのバイト経験は社会に出たとき役に立っただろうか。
2月1日、ガールズちゃんねるに「学生時代のバイト経験って必要だと思いますか?」というスレッドが立った。大多数の人はアルバイト経験は重要だと答えていたが、「若い時間は貴重だから安売りしないで」という声もあった。
「やはりお金を頂いて義務を果たすアルバイトだと周りの人への責任も痛感する」
投稿主は、アルバイトは「学生だからこそ、社会人になっての一般常識などを親以外の大人から教えてもらえる貴重な場」と書き込み、バイト経験の必要性を訴えた。この意見には、「絶対にやってたほえがええ!」と賛同する人が続出。
「気の合う仲間とつるんでいればいいという学校と、気の合わない人とも協調性を持たねばならないという社会の違いを学びました!」
「上下関係学べるし、仕事をつうじて、先回りしてすべきことを自ら探す能力が身につきます!」
学校では気の合う友人とだけ付き合うことも可能だが、バイト先では気の合わない同僚とも一緒に働かなければならない。バイトとはいえ職場には上下関係もあり、上司の指示に従う必要もある。こうした人間関係を経験しておけば、社会に出てからも役立つだろう。
バイト経験が就活に役立つという意見も根強い。
「就職の面接で学生時代のバイトのことは高確率で聞かれるし。面接ネタにもなるから」
「私の友達は親が『勉学に集中させたい』ってバイト禁止派だった。就活で苦労してたよ。学業に専念してましたって言っても、2つのこと同時にできない子かな?って思われる」
大企業勤務だという人は「学生時代に頑張ったことをバイトという人は大抵落ちる」
一方で貴重な学生時代にアルバイトをする必要があるのかという声もあった。
「やらなくていい。若い時間は貴重だから安売りしないで」
「卒業したら嫌でも働くのだから、『バイトした方がいい』とは言わない。自分も学業に専念できる環境ならそうしたかった」
「社会人10年目。バイトはしたことないけど、どうにかなった。嫌でも働くようになるんだから、大学ではたくさん勉強したり、お金かけずに好きな趣味に没頭した。それで良かったと思っています」
大学を卒業すれば、嫌でも働かなければならなくなる。だからこそ、学生時代には純粋にやりたいことに専念するのもいいだろう。そこで得た経験もきっとアルバイトでの経験と同じように役に立つはずだ。
「大企業勤務」だという人も「面接の自己PRで学生時代に頑張ったことをバイトという人は大抵落ちますね。(中略)何のために大学に4年も行くのでしょう」と書いている。
「バイトリーダー経験者が面倒臭い。新卒の子が稚拙なリーダーシップ発揮しちゃって周りが手を焼いてた」という人も。中途半端な経験が周囲に迷惑を及ぼすこともあるようだ。
多くの人が経験するアルバイト。その経験が後々役に立つ可能性も高いが、バイトに没頭しすぎて学業が疎かになったりしては意味がない。結局、バイトとの付き合い方は人それぞれということか。