【悲報】プレミアムフライデーに「期待する」小売店はわずか1割 地方では認知度自体がイマイチというデータも
ついに2月24日からプレミアムフライデーが始まる。百貨店や飲食店など小売業界では特別プランを用意するなど盛り上がりを見せている。
ラクーンが運営する卸・仕入れサイト「スーパーデリバリー」は2月20日、会員小売店に対して実施した「プレミアムフライデー」に関する調査結果を発表。それによると、全体の7割がプレミアムフライデーを認知しているものの、「期待する」のはわずかに1割という結果だった。
地方では3人に1人が「プレミアムフライデー」自体を知らない
調査は、スーパーデリバリー会員(全国46都道府県、海外の中小小売店)を対象に今年1月16日~2月1日にインターネット調査にて実施。311人から回答を得た。
「プレミアム・フライデーを知っていますか?」という質問に対しては、「知っている」(40%)、「聞いたことはある」(27%)、「知らない」(33%)であり、およそ7割がプレミアムフライデーを認知している。
だが認知度には地域差がある。「知らない」と回答した割合は東京・大阪では27%だったのに対し、地方小売店ではやや高い34%になった。やはり多くの企業がある都市部の方が認知度が高い。
期待しない理由「地方のため実施できる大企業がない」
プレミアムフライデーに「何か期待していますか?」と聞くと、「はい」と答えたのはわずか10%だった。「いいえ」は43%、「どちらでもない」は47%であり、大半の人が冷ややかな視線を送っている様子がうかがえる。
このうち、「いいえ」「どちらでもない」という回答の理由を聞くと、「地方には中小企業ばかりで大企業がない」「顧客が会社員ではない」など地方特有の理由が挙がっている。そのほかには次の回答があった。
「飲食や娯楽産業は良いかもしれないがアパレルはあまり関係がない」
「都市部では認知されていても地方ではまだまだ浸透していない」
「客層が異なる(高齢者、主婦などがメイン) 」
「地方(田舎)のため実施できる大企業がない」
ちなみに、「プレミアム・フライデーに向けて何か準備をしていますか?」という質問に対しては、「はい」と答えた人は3%しかいなかった。
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