今の若者には理解できないひと昔前のタバコ事情 「職員室が煙でモウモウ」「親のタバコ買いに行くのは子どもの仕事」
時代の変化がハイスピード過ぎて、ひと昔前の「当たり前」が今では「考えられないこと」になっていたりする。先日のガールズちゃんねるで「今の若者には理解できないこと」というトピックが立つと、「ひと昔前はこうだったんだよ」という内容のコメントが殺到した。
特に多くの書き込みがあったのはタバコ事情だ。禁煙推奨しまくりの今ではとても考えられないが、ひと昔前(90年代までぐらい)のタバコルールはユルユルだった。「電車やバスの中でも普通に吸えた」「(公共交通機関で)近くに子どもが座ってても普通にタバコ吸ってるおじさんがいた」という声が集まったが、当時はわりと自然な光景だったように思う。今の若者からすれば考えられないだろう。(文:みゆくらけん)
子ども向け番組でも普通に喫煙シーン
そもそも今は、喫煙しない若者が絶賛増加中でタバコは「臭い」「有害」「カッコ悪い」と嫌悪されている向きがあるが、ひと昔は「男のイケてるアイテム」だったりした。コメントの中には「『タバコを吸ってる男の人ってカッコいいよね』という女が存在した」というものがあったが、確かにそんな雰囲気はあった。子ども心にも、「タバコ吸ってるお父さんて嫌いじゃない」みたいな……。また、
「親のタバコを買いに行くのは子供の仕事だった」
「子ども向けのテレビ番組(ウルトラマンとか)でも喫煙のシーンがあった」
という声も。思い出してみれば、小銭を握りしめてタバコ屋さんや自販機に走っていた子どもは多くいた。私も父親のパシリだった。タバコ屋のおじちゃんが「おつかいかい?エライねぇ」とか言って飴ちゃんくれたりしていたなァ。
今だったら「子どもにそんなもの買わせて!」と罵られるだろうし、第一売ってくれない。テレビでも喫煙シーン自体がなくなってきている今(ドラマ「火花」ではバンバンだけど)、子ども向け番組での堂々喫煙シーンなんてやっぱり考えられない。
「缶ジュースのタブが全部取れたこと」も今や昔
それ以上に「今では有り得ない」のが学校の先生のタバコ事情だ。先生が生徒の前でタバコを吸うのは珍しいことではなく、
「職員室が煙草の煙でモウモウ。小1のときの担任は缶ピース吸ってて、職員室行くと顔に吹きかけられた。『先生くっさー』って。親もそのことを知ってたが、だからってどうってこともなかった」
という声も。今しでかしたら大問題になりそうだ。筆者の中学時代もそうだった。職員室どころか、校庭でタバコをプハーっとしてた数学の先生は、吸ったあとのツバまで地面にペッ!と吐いてた。(嫌じゃなかった)
タバコ以外で「今の若者に理解されないこと」として挙げられたのは、
「駅に伝言板があったこと」
「ゴールデンの時間帯に、(テレビで)普通に女の人がおっぱい出してた」
「飲酒運転でも酔っていなければセーフみたいな風潮があった」
「君島十和子というカリスマがいた。髪型は十和子巻きが流行った」
「缶ジュースのタブが全部取れたこと」
などなど。あァ懐かしい!35歳筆者からすれば、どのコメントも「わかる」と納得してしまうのがちょっと悲しい。「このトピ加齢臭がひどいです!」「このトピの9割の事がわからない(笑)」という若者のコメントの声がツンツン響く。
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