女性の方が賞味期限切れでも食べていることが判明! 期限切れでも食べる食品「乾麺」「お菓子類」
ネットリサーチなどを行うインターワイヤードは8月2日、「賞味期限・消費期限に関するアンケート」の調査結果を発表した。
調査によると、約9割が「食品購入時に賞味期限と消費期限を意識する」と回答している。期限切れでも食べる食品には、「乾麺」や「お菓子類」などが挙がっていた。
調査は今年6月7日~23日の間、同社が運営するネットリサーチ「DIMSDRIVE」モニター3875人から回答を得た。
賞味期限は「品質」、消費期限は「安全」を示す
「『賞味期限』と『消費期限』の違いを知っているか」聞くと、88.8%の人が「知っている」と回答した(「知っていた」と「なんとなく知っていた」の合計)。性年代別で見ると、20代男性は75.7%に対して、70代以上では93.2%と、年代が上がるにつれて「知っていた」の回答率が上昇する。一方で女性は30代で唯一85.9%と80%台だったが、それ以外の年代では9割を超えていた。
農林水産省サイトによると、賞味期限は「品質が変わらずにおいしく食べられる期限」、消費期限は、「安全に食べられる期限」となっており、明確な違いがある。
「食品を購入する際に、『賞味期限・消費期限』を意識しているか」聞くと、79.2%が「意識する」(「意識する」と「少し意識する」の合計)と回答している。性年代別で見ると、男性は60%台前半から80%台半ばで推移している。一方女性では30代で78.5%だが、それ以外の年代では80%台だった。
「日にちの経つイクラの塩漬けを食べたら見事に食あたり」
「賞味期限切れ」でも食べるものを聞くと、「乾麺(蕎麦、そうめん、うどんなど)」が51.4%で最も多かった。「お菓子類」(50.4%)、「カップ麺」(49.3%)、「缶詰」(48.4%)、「冷凍食品」(46.8%)が続く。
「消費期限切れ」で食べるものは、「缶詰」が34.2%で最も多く、「乾麺(蕎麦、そうめん、うどんなど)」(34.0%)、「カップ麺」(31.9%)、「お菓子類」(31.3%)、「冷凍食品」(28.9%)が続いた。
男女別に結果を見ると、女性の方が期限切れの食品を食べている。「賞味期限切れのものは食べない」の回答は男性15.3%、女性11.8%、「消費期限切れのものは食べない」の回答は男性37.8%、女性32.9%であり、どちらも女性の方が低い。ただ、調査元は、
「一般的に、女性は男性よりも料理をする機会が多いため、期限切れでも食材として使うことがあるが、食卓へ出す際にわざわざ『期限切れの食品を使いました』と伝えるかどうかまでは分からない。気づいていない(=知らされていない)、で実は食べているという男性も多いのではないだろうか」
と推測している。
賞味期限と消費期限にまつわるエピソードには、
「日にちの経つイクラの塩漬けを食べたら見事に食あたりになってしまい、それがお正月だったので最悪の体調で寝正月になった」(40代女性)
「卵、消費期限の違うものを混ぜて、卵かけご飯で息子と食べて二人で下痢」(60代男性)
といったもののほか、「(消費期限は)極力気にしない、ヨーグルトは開けてなければ3年は大丈夫だから。実体験済み」(60代男性)という、絶対にまねしてはいけないものも寄せられていた。
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