ITツールで連絡を取る家族1位は「配偶者」 一方で「父親」でわずか4.3%
インターネット調査を行うマイボイスコムは9月13日、「家族とのコミュニケーション」の調査結果を発表した。調査は8月1~5日にインターネットで実施し、1万880人から回答を得た。
「同居の家族とコミュニケーションがとれていると思うか」と聞くと、「まあ取れている」(45.7%)と「十分とれている」(17.7%)の合計が63.4%となった。特に同居家族がいる20代以上の女性では約8割となった。
同居家族とのコミュニケーションは「顔を合わせての会話」が9割
同居家族がいる人に、平日に家族と顔をあわせる時間を聞くと、最も多いのは「1~2時間未満」で18.6%。僅差で「2~3時間未満」(17.1%)、「1時間未満」(16.3%)と続く。
また同居の家族に対してよく利用しているコミュニケーション手段を聞くと、1位は「顔を合わせての会話」で90.8%。以降はかなり差が開き、「電話」(23.8%)、「LINEでのチャット、トーク」(19.8%)、「携帯・スマートフォンのメール」(14.9%)と続く。
メールやLINE、SNSなどのITツールで家族とコミュニケーションをとっている人は45.4%。中でも20~30代女性は5割以上と高い傾向があり、「LINEでのチャット、トーク」も3割以上で電話より比率が高くなっている。
ちなみに同居家族とITツールでコミュニケーションをとる人に、誰ととるかを聞くと「配偶者」が77.4%で最多だった。以降「自分の子ども」(40.3%)、「自分の母親」(9.7%)となり、「自分の父親」は4.3%に留まった。
ITツールは「親が高齢でうまく使いこなせない」という人も
同居家族とメールやSNSでコミュニケーションをとっている人にその頻度を聞くと、「1日1回程度」(31.7%)、「1日2回以上」(23.7%)の合計が55.4%となり、半数以上が1日1回以上だと回答している。
また別居している家族とは「電話」(68.1%)でコミュニケーションを取る人が多いようだ。しかし「顔を合わせての会話」(47.0%)という人も約半数いた。「携帯電話・スマートフォンのメール」「LINEでのチャット、トーク」に関しては、同居している家族同様2~3割となった。
家族とのコミュニケーションにITツールを「使いたい」(20.6%)、「まあ使いたい」(33.2%)と回答した人の合計は53.8%となった。その理由として、
「写真が送れるしバックアップしやすい。連絡が簡単」(28歳女性)
「本来は直接または電話で話したいが、相手の邪魔になる可能性がある場合使用」(65歳男性)
など利便性の高さが挙げられていた。一方、「使いたくない」(7.0%)、「あまり使いたくない」(7.6%)という人からは、「電話での会話や顔を合わせての会話を重視したい」(57歳男性) という声も多く寄せられた。他にも、
「親が高齢のため、ITツールをうまく使いこなせない」(49歳女性)
「緊急の場合を除いては、メールを打つのに時間がかかるのであまり使いたくない」(60歳男性)
とシニア世代にとってITツールはハードルが高い、という人も多かった。
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