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本州で一番人口が少ない村、地域おこし隊に応募者ゼロ 月額16万6000円、年齢制限を外すことも検討中

本州で一番人口が少ない村である和歌山県北山村が、今月5日から募集した「地域おこし隊」に人が集まらず悩んでいる。当初10月4日に設定していた締め切りを「応募があるまで」に伸ばしたが、9月28日17時時点で男性から簡単な問い合わせがあった程度で、応募者はまだないという。

地域おこし隊が所属予定の観光協会は「職員がおらず、活動していない」状態

北山村のサイト。「じゃばら」は苦味のある柑橘だそうです。

北山村のサイト。「じゃばら」は苦味のある柑橘だそうです。

北山村は、和歌山県の管轄にありながら周囲を三重県と奈良県に完全に囲まれている、全国で唯一の「飛び地の村」だ。人口は約450人で、その多くを高齢者が占める。

募集は1~2人と若干名の予定で、報酬は月額16万6000円。これに加えて車両借上・活動燃料費が月1万5000円、通信連絡費が月2000円支給される。住居については、村が「家賃相場が1万~1万5000円」の空き家を紹介し、条件によって家賃補助も支給される。

雇用期間は11月1日以降の採用日から来年3月31日までだが、年度単位で最長3年間まで延長もできる。賞与や退職手当は支給されない。村の政策推進室の担当者によると、地域おこし隊の応募者は村の観光協会に所属し、非常勤特別職職員として活動する。

村の特産品に「じゃばら」という柑橘系の果物がある。担当者曰く「独特の風味があり、言葉にするのは難しい味」だという。他にも、村が運営する筏下りといった既存の観光資源の活用法を考え、新しい魅力を見つけてもらいたいという。

しかし、「現在の観光協会は専任職員もおらず、実質的に活動していない状態」とのこと。こうした環境に投げ込まれて仕事をするのは酷な気もするが、担当者は「新たな観光資源発掘のためには村を知ることも必須。職員で必要なサポートをしていく」と念を押していた。

最終目的は「村に定住してもらうこと」

また、今回の募集の最終目的は、「最終的に村に定住してもらうこと」だとも明かす。2016年3月に出された「北山村人口ビジョン」によると、2010年の時点で65歳以上の高齢者の割合は50%を記録している。15歳未満の年少人口は7%と少子高齢化が著しい。

募集要項では20歳~35歳と若い世代の応募を期待したが、応募者がいない現状を受け、担当者は「年齢制限を外すことも検討課題だと感じている」と話していた。

※ウェブ媒体やテレビ番組等で記事を引用する際は恐れ入りますが「キャリコネニュース」と出典の明記をお願いします。

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