「奥さん/彼女の見た目を褒めよう」匿名ブログが話題に 「毎日褒めまくってると本当に可愛くなってくる」
はてな匿名ダイアリーに2月7日、「奥さん/彼女の見た目を褒めよう」との投稿があり注目を集めた。投稿者は、
「毎日毎日『可愛いね』『美人だね』と言い続けると本当に可愛くなっていくよね」
と、自説を語る。
「遠くで見ると地味な顔でも、近くで見ると可愛かったり」「普段表情が乏しい子でも、時として見せる笑顔が素敵だったりする」。細い子もふっくらしてる子も「だいたいみんな可愛い」し、10歳年上の40代の女性とつき合った時も「褒めてたらどんどん可愛いくなった」と明かす。かなり実感がこもった語り口。この人は百戦錬磨のモテ男ではないだろうか。(文:okei)
顔が好き、目が好き、髪が好き、胸が好き、と褒めまくろう
実際、記事はモテ講座のようでもある。投稿者は「女性は、見た目で評価されること多くて、みんな何かしらのコンプレックス持っている場合が多い」と女心を解き明かす。さらに、褒めるときには、「化粧していると可愛いよね」など、
「不必要な条件付けをして褒めた気になることは即刻やめるべき」
と忠告。確かに、「黙っていれば可愛い」などは褒め言葉ではない。
「顔が好き、目が好き、髪が好き、胸が好き、体型も好きと純粋に褒めまくるといいよ」
「女の子、そういうので絶対増長とかしない。純粋に嬉しそうだ」
などと、ただひたすらに純粋に褒めることをお奨めしている。
人は褒められれば悪い気はしない。肯定されることで自信が増し、生き生きとすることで表情が明るくなり綺麗になる。喜んでもらえれば褒めた方も嬉しい、という幸せループに、投稿者は絶対の自信を持っているようだ。
これに対してブックマークは900近く付き、大きな反響があった。とくに「不必要な条件付け」には「あーもー、本当に!この人ステキ!!」など、女性から共感や絶賛の声が相次いでいた。褒める彼と付き合ってから「一気に垢抜けた」「自信と幸せオーラが出る」という体験談や、死ぬことばかり考えていたけれど褒めてくれる人のおかげで「救われた」という声もある。
世間がどう見ていても、自分の恋人が世界で一番可愛い
コメントには多くの反論や疑問なども上がっており、主だった意見に丁寧に返答を追記しているのも男前である。ポイントをいくつかまとめてみると、下記のような調子だ。
「気持ちの意思疎通ができてない相手にやっちゃダメ」
「おだてには乗らないという冷たい態度をされても、毎日しつこく言い続ける」
「自己暗示で問題ない。俺は幸せ」
「毎日言われてるけど可愛くならない」に対しては、「いや、きっと可愛くなってる。少なくとも旦那さんからは可愛く見えてるんだからもうすでに最高に可愛い」と持ち上げる。
彼女のいない人には、「付き合う前の女性には内面を褒めるほうが喜んでもらえる。言うタイミングの調整は必要」とアドバイス。「ぶさかわ」の「ぶさ」は言わないほうがいい、「誰にでも言ってる」と言われても気にしない、「今それを言ってるのは、その子しかいないし、歴代の女性を新しい彼女は毎回上書きしてるから」などなど名言連発である。
一方で、強く否定したのが「可愛いが一番って価値観を増長しない?ルッキズムでは?」という問いだ。
「違う違う!これは強く否定したい。世間がどう見ていても、自分の恋人が世界で一番可愛いっていうのはルッキズムなんかじゃない。むしろルッキズムからの解呪だよ」
と力説。自分の価値観に当てはめるのではなく、そのままで良いところをひたすら褒める、肯定するのがポイントのようだ。相手の良い所を拾い、コンプレックスもすべてプラスに転換する懐の深さは見事だった。
こういう旦那さんや彼氏だと、単純にいいなと思う。人は暗示にかかり易いもので、小麦粉のかたまりでも薬だと言われれば効いてしまう。「プラシーボ効果」というやつで、これもそのひとつだろうか。何にせよお互い幸せになるなら良いことだ。皆さんもっと、パートナーを褒めましょう。