独身女性が「おひとりさま」を覚悟するのはいつ? 「結婚も恋愛も幸せではない」と考える男女が3割 | キャリコネニュース
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独身女性が「おひとりさま」を覚悟するのはいつ? 「結婚も恋愛も幸せではない」と考える男女が3割

生涯未婚率は年々上昇傾向にある。2015年時点で男性が23%、女性が14%で、2035年には男性29%、女性19%にのぼると推計されている。

そんな中、リサーチ・アンド・ディベロプメントは4月12日、「恋愛・結婚・消費」についての調査結果を発表した。調査は昨年10月にインターネットで実施し、東京・神奈川・埼玉・千葉在住の30~59歳の男女3395人から回答を得た。

「恋愛しないよりした方が幸せ」と「結婚しないよりした方が幸せ」と回答した人の割合を見ると、独身男性(809人)の2つの数値は連動して推移している。

一方、独身女性(795人)は「恋愛しないよりした方が幸せ」の割合は年齢を重ねるごとに増加傾向にあるが、「結婚しないよりした方が幸せ」は30代(49%)から50代後半(20%)にかけて29ポイント減少。45歳以降は、2つの項目が反比例していることが分かった。

45歳境に「子どもが欲しい」減少、「一人で生きられるならそうしたい」増える

独身女性が”おひとりさま”を覚悟するとき

独身女性が”おひとりさま”を覚悟するとき

独身男女の結婚・恋愛に関する意識を詳しく見ると、「結婚も恋愛もしないよりした方が幸せ」が35%だが、「恋愛だけした方が幸せ」は29%、「結婚も恋愛も幸せではない」も31%いることが分かった。「結婚だけした方が幸せ」は6%に留まった。

各層の独身女性の意識を比較すると、「結婚も恋愛も幸せ」は他の層と比べ「自分の子供は欲しいと思う」(63%)、「誰かに頼りにされたい」(50%)と考える割合が多い。一方、「恋愛だけが幸せ」は「誰にも頼らずに1人で生きられるならそうしたい」(82%)、「自由にやりたいことをやっていきたい」(66%)の割合が高かった。

しかし、「結婚も恋愛も幸せ」と考える層も、「恋愛だけが幸せ」と考える層も、45歳以上になると似た価値観に近づいていく。どちらの層も「自分の子どもは欲しいと思う」の割合が低下し、「1人で生きられるならそうしたい」と考える割合が上昇した。結婚観は違えど、45歳を過ぎるとシングルライフを見据えた価値観へ考え方が変わるようだ。

独身女性が大切にしたいもの1位「健康」、「恋人」を上回る

独身女性が生きていく上でいちばん大事にしたいものも、結婚や恋愛に対する価値観の違いによって異なる結果になった。「結婚も恋愛も幸せ」「恋愛だけが幸せ」、共に1位は「健康」だったが、「結婚も恋愛も幸せ」の2位は「家族」(23%)、「恋人」(15%)は3位だった。「恋愛だけが幸せ」の人の2位は「趣味」(17%)。「恋人」(6%)は5位と最下位だった。

プライベートな時間を誰と過ごすかを聞くと、これも両層1位は「家族」だが、「恋愛も結婚も幸せ」の2位は「恋人」(41%)、「恋愛だけが幸せ」の2位は「学生時代の友人」(44%)だった。「恋人」(25%)は最も低かった。

人とのつながりに関する意識を聞くと「結婚も恋愛も幸せ」は「自分に共感してくれる」(87%)の他、「食事は誰かとする方が楽しい」(76%)など他者と時間を過ごす項目で高い傾向がある。一方「恋愛だけが幸せ」派は「ひとりで過ごす時期の方が好き」(92%)が最多。

不安に感じることでは「自分が死んでしまったときのこと」を挙げる割合に差が出た。「恋愛だけが幸せ」(50%)が「恋愛も結婚も幸せ」(64%)を大きく下回っている。また45歳以上になると経済面に関する項目で低下が見られる。

恋愛と結婚の幸せが結びついていない独身女性は、45歳を超えると1人で生きていく覚悟が出来ていくようだ。

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