セクハラか否かは人による? 「男性差別では」の問いに住田弁護士「そうなんです。だからオジサンは気を付けて」 | キャリコネニュース
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セクハラか否かは人による? 「男性差別では」の問いに住田弁護士「そうなんです。だからオジサンは気を付けて」

最後までセクハラを認めなかった財務省の福田淳一前事務次官が24日に辞任した。今回のセクハラに対し世間では「セクハラ変態は国会にいらない」「録音テープが何故編集してあるのか疑問」など様々な声が上がっている。

そんな中、4月20日の「ミヤネ屋」(読売テレビ)に出演したのは元衆議院議員の金子恵美氏だ。金子氏は議員時代に自身が受けた永田町のセクハラについて言及。出産後に戻ってきた金子氏は先輩から

「結婚や妊娠のタイミングも分からないのか」

と嫌味を言われたのだとか。タイミングについては先輩にも相談し、「最大限の配慮をしたつもりだった」と振り返り、永田町の古い体質の考えの根幹には「女、子供の話は政治に持ち込むな」というものがあることを思い知らされたという。(文:みゆくらけん)

「一般論ではアウト」「個別に承諾があるかどうか」

セクハラには気をつけよう

セクハラには気をつけよう

その後番組では「どんなことがセクハラにあたるのか」が話題に。たとえば「おつかれさん」と言いながら肩を揉むのは「基本的にセクハラ」で、その理由をコメンテーターの住田裕子は「原則としてボディタッチはアウト!」とコメント。

これに対し、肩を揉んでくるのが「福山雅治さんや木村拓哉くんだったら?」とMCの宮根誠司が聞くと、「そういう時はOKなんですー」と人によってセクハラにならないケースがあると住田弁護士。要は同じことをされても受けた側が不快になるかどうかというのがセクハラになる・ならないの重要なポイントだということだ。

「それは男性差別じゃないんですか?」と宮根が問うと、「そうなんです」とアッサリ認めながらも「個別に承諾があるかどうか」「一般論ではダメ」と説明していた。不服そうな宮根が「人によるんやん!」と漏らすと

「そうです。人によるんです実は。だからオジサンは気を付けてください」(住田弁護士)

と注意喚起していた。

ブサイクの方がセクハラ率が高くなってしまうけど……

なんとなく納得がいかない人もいるかもしれないが、確かに同じことをされるのでも「誰にされるのか」で印象は全然違う。そういえば最近、カンニングの竹山も「確実にブサイクの方がセクハラ率が高くなる」みたいなことを言っていたが、セクハラの線引きが受ける側の気持ちにある以上、それはもう仕方のないことなのだろう。

ただひとつ思うのは、相手が嫌がっているかどうかの見極めはなかなか難しいのではないかということだ。上司との関係をギクシャクさせたくないと、本当は不快なのに顔では笑顔を作っているというパターンもありそうだ。

つまり、結局は「やらないが勝ち」。突き詰めるとこれは福山雅治でも木村拓哉でも当てはまる。本音なんかわからないし、身を守るにはそれ以外にない。

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