新発売の「がぶ飲みずんだクリームソーダ」がカオスな味わい 強烈な甘みと枝豆の風味に脳が困惑
ポッカサッポロ&ビバレッジは6月25日、「がぶ飲みずんだクリームソーダ」を発売した。同商品は和菓子屋「喜久水庵」(本店:宮城県仙台市)が監修しており、人気商品「喜久福ずんだ生クリーム」とのコラボレーションとなっている。
「ずんだ」とは枝豆をすりつぶしたペーストのことで、そこから「ずんだ餡」が作られる。優しい甘さが特徴のずんだ餡を使った菓子は東北地方の定番お土産として知られている。
筆者もずんだ餅は好きだが、商品名からは味の想像がつかない。実際にどんな味なのか、キャリコネニュース編集部は飲んでみた。
激甘なのに後味スッキリ、何を飲んだのか一瞬わからなくなる
パッケージは黄緑色で、一見するとクリームソーダのように見える。しかしロゴは枝豆をモチーフにしており、下部に喜久福ずんだ生クリームのモチーフが配置されているなど、所々に「和」が感じられる。
色も薄く濁った黄緑色で、アイスが溶けたメロンクリームソーダを彷彿させる。味もそのようなものではないかと思われるが、香りをかぐとクリームのような甘い匂いの中に、ほのかに茹でた枝豆の匂いがする。
肝心の味は、まずクリームの甘みがガツンと来て、しばらくすると青っぽい枝豆の味が広がる。ここまでは匂いから想像がつく味わいだが、最後に弱い炭酸がパチパチと舌の上を通っていく。
練乳っぽさが後を引くかと思ったが、微炭酸のおかげでサッパリと飲める。ファースト・セカンドインパクトが強烈だった分、あっさりとした後味に一瞬、脳が戸惑った。この感覚が忘れられずしばらく飲んでいると、曖昧だった枝豆の味が強烈に感じられるた。
今までは「ずんだ」と「クリーム」と「ソーダ」それぞれ独立した味わいだと思っていたが、一気に「ずんだクリームソーダ」と全てが融合した。脳が「これは『ずんだクリームソーダ』だ」とやっと認識したようで、AHA体験のようにハッとした。
実はずんだ無使用!?「暑くなる季節に向けて、楽しい炭酸飲料の需要喚起に努めたい」
甘ったるいので最初は「がぶ飲み」という謳い文句に違和感を持っていた。しかし慣れていくと「甘いミルクと枝豆の味わいを感じた後、一瞬で炭酸が全てを洗い流してくれる」という感覚が楽しく、確かにがぶがぶ飲める気もする。
販売元は「ずんだ風味のやさしい甘さとクリーミーな味わいを楽しめ、がぶがぶ飲める『和』をイメージしたクリームソーダです」と説明。
「これから暑くなる季節に向けて『がぶ飲み』シリーズならではのユニークな商品として、楽しい炭酸飲料の需要喚起に努めていきます」
とプレスリリースでコメントしている。なお同商品は「ずんだ」は使用していないが、代わりに「ずんだフレーバー」が入っている。これから暑くなり、頭ももうろう状態になることもあるだろう。そんな時にキリッと冷やした「ずんだクリームソーダ」を飲んで、ぜひともこの新刺激を体感していただきたい。