マツコ・デラックス、日本で働く外国人の処遇改善訴える「法整備はもうちょっと彼らに優しくしてあげないとだめ」
コンビニでは都心を中心に、外国人スタッフの登用が進んでいる。日本は移民を受け入れていないが、こうした外国人店員の増加から、実質的には移民大国だと指摘する声もある。
7月2日放送の「5時に夢中!」(TOKYO MX系)でもこの話題を取り上げた。ファミリーマートが今年3月、外国人店員が働きやすいよう業務マニュアルを一部変更したことを受け、マツコ・デラックスさんが、「多くの外国人が労働力として貢献しているのだから、法整備は彼ら・彼女らに優しくすべき」だと語った。
「表向き移民じゃないってしてるけど、移民の人と一緒なくらい労働力として働いている」
ファミリーマートでは、利用客が退店するときの「ありがとうございました」の後に続いていた挨拶を撤廃した。6月にキャリコネニュースの取材に答えた同社担当者によると、この他、マニュアルを漫画化したり減らしたりしたほか、入荷商品の検品簡略化にも取り組んでいるという。
マツコさんは、自身が深夜によく行くコンビニを例に「(店員は)外国人の方ばっかり。前は中国とか韓国とか、東南アジア系の人が多かったけど、最近は国際色豊かになってきた。アラブ系の人もいた」と話す。その上で、
「日本って表向きは移民を入れませんってしているけど、あれを見ている限り事実上、移民の人に来てもらっているのとほぼ一緒なくらい労働力として働いている」
「移民を正式に取れとまでは言わないけど、あれだけ外国の人が労働力として貢献してくれているのだから、法整備はもうちょっと彼ら・彼女らに優しくしてあげないとだめ」
と指摘した。
現状では、コンビニで働く外国人の多くは留学生だ。コンビニエンスストア各社が加盟する日本フランチャイズチェーン協会は昨年、技能実習生制度の対象にコンビニの運営を加えるよう政府に求めると表明し、議論になっている。