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「弱味を話し合うと生産性向上」グーグルの研究結果を勝間和代が解説 いつ上司に罵倒されるかわからない環境で実力は出せない

世界のブランド価値ランキング(2018年)で第1位のグーグルは、社員の生産性を上げるため、莫大な費用をつぎ込み研究を重ねているという。

経済評論家の勝間和代さんが8月7日放送の「バラいろダンディ」(TOKYO MX)でこれを紹介。「グーグル が社員の生産性を高める上で最も重視していること」を解説した。(文:okei)

心理的に安心できない環境では本来の実力が出せない

画像は番組公式サイトのキャプチャ

番組サイトより

グーグルは大規模労働改革プロジェクトとして、2012年に4年の歳月をかけて「プロジェクト・アリストテレス」という実験を行った。組織心理学や社会学の専門家を招き、生産性が高いチームとそうでないチームを徹底的に研究したという。

結果として意外だったのが、カリスマ的なリーダーがいることよりも、「心理的安全性」が一番重要だったことだ。心理的安全性とは、他者への心遣い・理解力のこと。

「つまり、自分が安全安心できる組織でないと、実力なんか全然出ないということが分かったんです」

と勝間さんは語る。漫画家の倉田真由美さんも「なるほどね。いつあの上司に罵倒されるかわかんないって環境だと実力出せないってことか」と納得していた。

仕組みとして、心理的安全性があるとチームに信頼が生まれ、信頼できると仕事の分担ができる。すると「仕事の意味」がお互いに分かってきて、自分が役に立っている、社会に認められている実感ができ、すべてがうまく回るというのだ。

日本企業の生産性の低さは「心理的安全性が低い」が一因か

逆に優秀なリーダーでも、不安要素について黙っていたり、「本当は精神的に問題があるけれどもそれを隠しているようなチームは全くうまくいっていない」ことが判明したという。勝間さんは、

「日本の企業の生産性はあまり高くないんです。その原因の一つとして『心理的安全性が低い』と言われています」

と解説した。

たとえば、働きながらの育児や親の介護が大変でも、仕事で悩んでいても、それをオープンにできるようなら上手くいく可能性があるが、「言わない言えない職場」が日本で多いことは、筆者にも容易に想像できる。

元バレーボール選手の川合俊一さんは、この話をスポーツに当てはめ、「能力あるのに弱いチームって、監督が全部決めちゃって選手同士の話し合いがないんですよ」と指摘している。共感や横のつながり、信頼性がまるでないので上手くいかないが、自分たちだけで話し合うよう促すと急に強くなったりするという。

勝間さんは、心理的安全性を組織に浸透させるには、「弱みや失敗談を共有し そしてみんなで受け入れる」と説く。弱味を話し合うことで助け合いが生まれ、お互いを好きになるのだという。

番組も一つのチームなので「もっと弱みを話してもいいんですよ」として、グラビアアイドルの小林恵美さんは「料理が下手」、倉田さんは「痔に悩んでいる」など、出演者それぞれの弱点を挙げると、不思議に和気あいあいとした雰囲気に包まれていた。確かにこうした雰囲気が職場にあれば、ものが言いやすく仕事がやり易くなるだろう。

ところで、弱点がなさそうな勝間さんだが「事故歴が多すぎてカーシェアに入れてもらえませんでした」と明かすと、出演者たちは皆爆笑していた。

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