東京医科大の不正入試を受け文部科学省は、医学部医学科を持つ81大学の入試状況を調査した。この結果、複数の大学で女子や浪人の受験生を不利にする扱いをしていたことが分かった。昭和大学は10月15日に会見を開くなど、対応に追われている。
脳科学者の茂木健一郎さんは同日、ツイッターで、医学部入試の「浪人生」の扱いを巡り自身の思いを投稿した。「一浪」「二浪」などの言葉自体が「高校から間を空けずに大学に進学することを前提にしており、多様性のかけらもない」と述べた上で、
「貧弱な人間観、キャリア観。その程度の人たちが集まったのが日本の『大学』。頭が悪すぎる。本来、多様な人生の履歴の中で、自分のタイミングで大学に行けばいい」
と批判した。