生田斗真が北海道の観光地をPR 雨の降る地獄谷で「ぜひ皆さん遊びに来てください」
北海道で初めての震度7を観測した、今年9月発生の胆振東部地震。12月上旬、同じ胆振地方の室蘭市出身で俳優の生田斗真さん(34)が、厚真町で被災地を励まし、道内観光地をPRする動画を、どうしん電子版が公開した。
同企画は生田さんが被災地を応援する北海道新聞社の企画に賛同して実現。公開は12月4日だったが、北海道新聞社ツイッター公式アカウントが21日に改めて投稿し、ネット上で話題になっている。動画撮影は地震発生から約2か月後の11月初旬に行われた。
「北海道の『道産子魂』が心に根付いている」
地震での死者は計41人で、震源地に近い厚真町では36人が亡くなっている。生田さんは雨の中、土砂崩れが発生した場所を訪れ、その後犠牲者追悼献花台に花を手向けた。今回の被災地訪問については、
「東京で出来ることも沢山ありますけど、北海道出身の人間としては現地に来て、皆さんの顔をみたいなっていうのが一番の思い」
と語る。訪れた厚真中央小学校では、文房具を手渡され涙を流す児童もいた。厚真町内の仮設住宅や道すがらなどでは、サインや写真撮影に応じている。同じく胆振地方の観光地である登別温泉にも訪れ、親戚の友人に偶然出会う様子などが収められた。
登別温泉は客足が落ち、最盛期の8割程度にとどまっているという。最後は雨の中、名所・地獄谷で地元民と「北海道の観光地は元気です。ぜひ皆さん遊びに来てください。待っています」と呼びかけた。
生田さんは「生田斗真という一人の男としても北海道の『道産子魂』が心に根付いているものがある」として、今後も被災地支援を続けていくとコメントし、
「事務所の方でも『Johnny’s Smile Up ! Project』を立ち上げていますので、そちらでも僕自身が働きかけて北海道の皆さんに少しでも笑顔を届けられたなと思います」
と語った。
ツイッターでは「斗真くんありがとう」という声が上がる一方で、映像がドキュメンタリー風だったことから「観光PR動画本編は出来上がってないってこと?」と疑問の声も寄せられている。