給料手取り10〜14万円の女子たちの嘆き 「毎日が生活というより“生存”」「美容院は年2回くらい」 | キャリコネニュース
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給料手取り10〜14万円の女子たちの嘆き 「毎日が生活というより“生存”」「美容院は年2回くらい」

手取りが少ない人の嘆き

手取りが少ない人の嘆き

統計不正問題で国会が紛糾しているが、雇用統計がどうだろうと賃金が高いとは言えない女性は多い。先日のガールズちゃんねるには、「給料の手取り10~14万の人、語りませんか?」と誘うトピックが立ち、おびただしい「低収入の嘆き」が寄せられた。

トピ主は田舎に住むという高卒5年目の事務員で、手取り13万円。実家暮らしで2万円を家に入れている。「貯金をコツコツとにかく頑張ってます!!」と明るく語るトピ主は、弁当を工夫し、服も身内のお下がりでいじらしいほどの節約ぶりだ。「もうちょいでいいから給料上がって欲しいな…なんて」と本音をのぞかせつつ、節約術を問いかけていた。(文:okei)

「正社員なのに給料貰っても喜びどころか絶望しか無い」

同じ10~14万円でも、パート共働きと独身では背景が違うので、ここではトピ主と同じ独身で働く正規・非正規女性で考えてみよう。スレッドの答えは、「田舎だと普通にこんなもんだよね」「地方だと年収300万台で高給扱い」など、まずは地方の現実に対する諦め声が降り積もった。

「13万ってましな方よ」
「毎日が生活と言うより『生存』」
「ところでみなさんボーナスはある? 私はあるけど5万円だよ…。ボーナス払いは絶対出来ない金額」

また、辛いのは地方だけでなく「都会でも事務は激安だよ」とピシャリと言い放つ人も。「正社員なのに給料貰っても喜びどころか絶望しか無く、貯金も減っていくばかりですぐ辞めました」と派遣に転職した人や、

「手取り13万です。勤続40年のお局の給料見たら手取り14万」

といった書き込みもあった。女性が希望することの多い事務は、労働単価が下落もしくは低いまま上がらない現実が浮かびあがる。

手取り13万円ということは額面では約16万円だろう。年収だと256万円、賞与なしの場合は192万円ぐらいになる。2017年の民間給与実態調査(国税庁)によれば、平均年収は男性 444 万円、女性 247万円だ。正規、非正規で見ると、女性の平均は正規377万円、非正規151万円なので、トピ主は非正規よりはましだが正規だとするとかなり厳しい……という感じになる。

コメントの中には「頑張って貯金して、いい旦那さん見つける!」という結論に至る女性もいたが、これを誰が責められるだろうか。

徹底してお金を使わない方向へ行く若者、「ナントカ離れ」と言うなかれ

一方で、低収入でも無理して稼がなくてもいいという考えも多かった。

「同じく!でも毎日適当に過ごしてるしストレスないし定時で帰れるし、残業なんてないから楽」
「趣味にお金がかからないからこのままでいい。仕事内容も楽だから。 土曜日や遅くまで働きたくない…」

など。彼女たちは、頑張って稼ごうとすれば今の厳しい労働市場に入っていかなくてはいけないと知っている。やりがいのある仕事でも給料が低いことは多いし、過労で病んでは元も子もない。いまの時代、珍しくない考え方だろう。

だから、徹底してお金を使わない方向に走る人も多い。格安SIMにする、服は買わずに着回すは当然として、

「化粧品もあまり買わない(ファンデ・チーク・アイシャドーとか1種類だけでいける)、コンビニでお茶とか買わない(家から持って行く)」
「本当に気の合う子とだけ会う(交際費は意外とかかるから)、美容院は年2回くらい、前髪は自分で切る」

といった節約術を並べる人もいた。

「ボーナス全額貯金して何とかやってる。(中略)平日はほぼお金使わない」といった声もある。個人の努力としては実にまっとうだけれど、結果として経済は回らないわけだなあと思う。「若者の○○離れ」などと言う前に、賃金を上げて欲しいものだ。

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