「キャリコネ」は7月11日、「銀行業界の”休日の満足度が高い企業”ランキング」を発表した。調査対象は、『日経業界地図 2018年版』(日本経済新聞出版社)に記載がある銀行業を営む企業のうち、2016年4月1日から2018年3月31日までの間に「キャリコネ」に20件以上の評価が寄せられた企業。企業別にキャリコネユーザーによる「休日の満足度」を5点満点で算出し、高い順にランキングにした。
1位はゆうちょ銀行で4.21点。2位は三菱UFJ信託銀行(4.05点)、3位は新生銀行(3.96点)、4位に北洋銀行、5位に三菱UFJ銀行と続く。
定時退社日の推進などで残業時間も年々減少
ゆうちょ銀行で働く人からは、
「店舗ではほとんど残業はなく、土日祝日は休みのため、ライフワークバランスは非常に良い。店舗でもたまに営業などで出勤することはあるが、振替休暇になるか手当はきちんとでる。本社になると部署によっては残業や土日出勤は非常に多い。しかし、残業代はしっかりとつくため、給与に反映されるのでやりがいはある」(カウンターセールス/20代前半女性/年収450万円/2014年度)
という口コミが寄せられている。
ゆうちょ銀行は2007年の郵政民営化により、当時の日本郵政公社の郵便貯金事業などを引き継いで誕生した。約2万4000の郵便局窓口と国内最多の約2万9800のATMなどのネットワークを通じ、全国47都道府県すべての地域に金融サービスを提供している。
社員の家庭と仕事との両立支援に関しては、ダイバーシティ推進部の設置やイクボス宣言をするなど、社内の意識改革や法定基準以上の制度整備に注力している。育児や介護を理由に退職してしまった社員に対する再採用制度もある。
これらの支援体制が評価され、「子育てサポート企業」として「くるみん認定」を取得。また、2016年度には「仕事と介護を両立できる職場環境」の整備促進に取り組む企業として「トモニン」も取得した。
定時退社日の推進などで残業時間も年々減少しており、2017年度の平均時間外労働時間数は11.2時間。休暇に関しては、2017年度の平均有給休暇取得日数が年間20日間中18日、取得率は89.8%という好実績を記録している。