休日の満足度が高い業界ランキング2位“銀行” 「支店であれば20時までには帰らされる。有給休暇も取りやすい」 | キャリコネニュース
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休日の満足度が高い業界ランキング2位“銀行” 「支店であれば20時までには帰らされる。有給休暇も取りやすい」

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企業口コミ・給与明細サイト「キャリコネ」は3月5日、「休日の満足度が高い業界ランキング」を発表した。2016年4月1日~2018年3月31日の調査期間で、「キャリコネ」にユーザーからの評価が寄せられた企業を抽出。業界別に「休日の満足度」(5点満点)評価の平均値を算出した。

休日が多い、あるいは休日にきちんと休める場合は満足度が高く、そうでない場合は低い点数になっている。休日出勤の少なさ、有休のとりやすさなども点数に反映されている。

仕事は暮らしを支えるために欠かせないが、「家族や友人との時間」、「地域で過ごす時間」などから生まれる豊かな暮らしも大切だ。ワークライフバランスの実現に向け、「休日の満足度」を高める体制づくりが広がっている。

三菱UFJニコス「19時以降の残業は認められていない。休日出勤はトラブル時だけ」

1位となった医薬品業界は外資系企業が多く、グローバルな環境のなかでワークライフバランスの取り組みにも積極的。ジョンソン・エンド・ジョンやヤンセンファーマでは、通常の休暇に加えてリフレッシュ休暇やボランティア休暇、ドナー休暇などを用意している。アステラス製薬も、金曜日の所定労働時間を短縮することで年間休暇日数を増やすよう取り組んでいるほか、子ども1人につき3年まで、複数回に分けて取得できる育児休業制度がある。

2位は銀行業界。なかでも「休日の満足度」が高評価のゆうちょ銀行では、育児・介護に関して、法定を上回る休業制度を整備している。新生銀行は、キャリコネの投稿データでは月の休日出勤は平均0.5日(2019年2月末時点)。また、年2回1週間あるいは年1回2週間の連続休暇制度、2日~3日の健康休暇制度などが取り入れられている。

キャッシュレス決済ビジネスを展開するクレジットカード・信販会社や、車や設備機器等を法人に長期間賃貸するリース会社、消費者金融などを含む金融業が3位だった。カードビジネス大手の三菱UFJニコスは、年休の半日単位利用、アニバーサリー月の年休利用促進、リフレッシュ休暇や積立休暇など各種休暇制度が充実している。

それでは、TOP10入りした業界に属する企業の口コミも紹介しよう。

1位:医薬品業界(休日の満足度評価:3.77)

「休日がとりやすい風潮があります。今年から2週間の夏休みをとろうという取り組みも始まりました。製薬会社のなかでもとても働きやすい会社かと思います」(ファイザー/法人営業/30代前半女性/年収720万円/2016年度)

2位:銀行業界(休日の満足度評価:3.66)

「メガバンクなだけあり、休暇日数は多め、有給休暇も取りやすいです。連続休暇制度も整っており、毎年旅行に行く社員も多いみたいです。支店であれば20時までには帰らされます。しかし業務量は多いので、退社時間は個人の実力によりけりです。また、土日出勤は基本的にはありません」(三井住友銀行/経営幹部/30代後半男性/年収800万円/2012年度)

3位:リース・消費者金融・クレカ・信販業界(休日の満足度評価:3.64)

「残業は抑制方向で、19時以降の残業は認められていない。休日出勤はトラブル時だけでありほとんどない。年次有給休暇についても、夏休みとして5日連続の休暇取得が義務づけられ90%以上が取得している」(三菱UFJニコス/法人営業/30代前半男性/年収620万円/2014年度)

4位:証券業界(休日の満足度評価:3.62)

「休日はしっかりとれます。週末に加えて有休を利用し長期休暇も年2回しっかりとれる環境です。残業に関しては、節度のある範囲で多少はありますが、定時+2~3時間程度。ですので、特別に残業が多いという印象もありません。一方で、朝の出社時間は他業種に比較して早いと思います」(野村證券/コンサルティング営業/30代前半男性/年収1000万円/2012年度)

5位:電気・ガス業界(休日の満足度評価:3.60)

「休日出勤は特になく、よほどのことがない限り休日に出勤することはありませんでした。昨今の働き方改革の影響で、今後、さらに残業が減ることが予想されます。プライベートと仕事のバランスをとる取り組みが社内であります」(東京ガス/プロジェクトマネージャー/30代後半男性/年収800万円/2014年度)

東京海上日動火災保険「平日5日の休みが年に2回。旅行など楽しみが増え大変満足」

6位:電気機器業界(休日の満足度評価:3.58)

「昔は有休が取りにくい環境でした。夜遅くまで働いていることも多く、労基が監査に入ったこともあります。今は昔に比べ有休が取りやすく、部門毎に取得率が公表されており、取得率が低いところには指導が入ります。時間外の勤務についてもカードリーダーで管理されているのでサービス残業も少ないです」(村田製作所/生産・製造技術/30代後半男性/年収780万円/2014年度)

7位:輸送用機器業界(休日の満足度評価:3.54)

「休日出勤はほとんどなく年に1回あるかないか。残業代はきちんと支払われ、サービス残業はない。フレックスでコアタイムがないので用事があるときにも勤務時間の融通がききやすい。年に3回大型連休があり、旅行等にも行きやすい。有休は年に20日ほど確実に取得できる」(本田技研工業/研究開発/30代前半女性/年収750万円/2015年度)

8位:化学業界(休日の満足度評価:3.53)

「財閥系メーカーらしく穏やかな社風。年休取得も時期や部署にもよると思うが、比較的理解があり協力体制ができている。福利厚生がかなり整っているため、総合的に良いと言える」(三菱化学/財務/30代前半女性/年収400万円/2015年度)

9位:非鉄金属業界(休日の満足度評価:3.45)

「休日出勤はあるけれど、振り休暇などの制度があるのでサービス残業はない。また月40時間以上の残業があれば、労働組合や人事はその人の上司に残業軽減の要請をする」(住友電気工業/機械設計/20代前半男性/年収510万円/2015年度)

10位:保険業界(休日の満足度評価:3.43)

「休みはちゃんと保証されており、週休2日制は確保されている。残業はほとんどない。残業はしないように言われているので、みんな帰らなければいけない。会社としてはとても良い制度と取り組みだと思います。平日5日の休みも年に2回あり、旅行に行くなど楽しみが増え大変満足である」(東京海上日動火災保険/代理店営業/20代前半男性/年収500万円/2013年度)

※本記事では、キャリコネの「その他金融」業界を「リース・消費者金融・クレカ・信販」、「その他製品」業界を「一般消費財・印刷」と表記している。

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