企業の4割「新卒内定者の3分の1以上が辞退」 「内定までなんとか持ち込めるが、その後他社比較の上で断られる」 | キャリコネニュース
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企業の4割「新卒内定者の3分の1以上が辞退」 「内定までなんとか持ち込めるが、その後他社比較の上で断られる」

内定辞退率をどう減らせるかが大きな課題に

内定辞退率をどう減らせるかが大きな課題に

大学生を対象にしたキャリア教育支援を行うNPO法人エンカレッジは8月22日、「7月時点での新卒採用活動状況についてアンケート調査」の結果を発表した。

調査はRECCOOと共同で7月2日~3日に実施。新卒採用活動を実施している企業の採用担当者166人から回答を得た。

20卒採用に関する「自社の採用状況についての評価」を聞いたところ、最も多かったのは「人数・質ともに不満足」(40.4%)。次いで「人数・質ともに満足」(25.3%)、「質は満足している」(22.3%)は「人数は満足している」(12.0%)と続く。

人数は満足している企業が、質は満足している企業に比べて10.3ポイント減となっており、売り手市場の採用環境において企業は人数の確保に苦労していることがわかる。

「内定辞退率をどう減らすことができるかが大きな課題」

このことは内定の辞退率からも見て取れる。内定辞退の割合を「内定数の10%未満」に抑えられている企業が38.0%いるものの、「内定者の3人に1人以上が辞退」と回答した企業も36.2%と続いた。

エンカレッジが20卒の就活生483人を対象に実施したWEBアンケート調査でも、半数以上の就活生が「内定を辞退した経験がある」という結果も出ている。

回答した採用担当者からは、

「内定辞退率をどう減らすことができるかが大きな課題」
「内定までなんとか持ち込めるが、その後他社比較の上で断られてしまう」

など、質を維持しながらの人数確保に頭を悩ませる声が挙がった。

回答企業の内訳は、「5001人以上」(7.2%)、「1001~5000人」(15.7%)、「501~1000人以上」(13.3%)、「301~500人以上」(11.4%)、「101~300人以上」(27.1%)、「51~100名以上」、「11~50名以上」(13.3%)、「1~10人以上」(3.0%)。また1部上場が22.3%で、未公開企業が72.9%となった。

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