ブラック企業を見分けるポイント「やたら女性・若手積極採用をアピール」「面接で質疑応答なし」
「残業代が出ない」「休みがない」といった声は少なくはなく、ブラック企業は日本全国に蔓延している。現在ブラック企業に勤めている人は、入社前からわかっていれば入社しなかった、と後悔しているのではないだろうか。
実際、どのような点に気をつければ、ブラック企業を避けられるのだろう。キャリコネニュース読者から寄せられた「ブラック企業の見分け方」を紹介する。転職活動の参考になれば幸いだ。
「明るい雰囲気!」「アットホーム」甘い言葉で応募者を囲い込むブラック企業
まず、応募する前からブラック企業かどうかを見分けるコツを投稿する人が見られた。ブラック企業は求人情報に「自分もスキルアップできる」「やりがいを感じる」といった甘い言葉を並べる傾向がある。できるだけたくさんの人に面接に来てもらうためと考えられるが、
「女性、若手社員積極採用をやたらアピールするのは、離職率が高く、社員が育たないことの裏返し。求人票に『エリート候補としてスタートし、あなたの夢を叶えましょう!』など、やたらとスケールの大きいことが書いてある。(兵庫県/30代男性/営業職)」
という人もいる。こうした前向きかつ漠然とした表現を求人情報で多用する企業には注意が必要のようだ。
「面接で会って早々上から目線。入社後手足のように扱われるのが目に見えて分かる」
求人情報からブラックかどうか推測するまでもなく、会社側が自ら「ブラック企業」を称するケースもあるという。
「『うちはブラックですよ』とニコニコしながらさりげなく言う。100%ブラックです。その人自身もブラックです」(東京都/40代女性/管理・事務職)
笑顔で言われるとその場を和ませるような冗談にも聞こえるが、言葉通りの意味である可能性が高いようだ。面接の段階でこう言われたら、内定をもらっても辞退した方が賢明かもしれない。
「面接で会って早々上から目線。入社後手足のように扱われるのが目に見えて分かる。面接で会社の説明だけされて質疑応答はなし。面接官が履歴書を見てその感想を言ってこっちがそれに反応する…。これは面接とは言わない。社員の声に耳を傾ける気は一切ないってこと」(埼玉県/20代女性/技術職)
面接に来た応募者への対応で、その会社の社員がどのような扱いを受けているかがわかるという人もいる。確かに、社員や応募者に耳を傾ける姿勢が見られない時点で、ブラック企業体質を如実に表していると言える。
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