介護業界の闇「ずっと身体拘束を実施。利用者のことを考えると…」「毎月のように退職者が出る」 | キャリコネニュース
おかげさまで11周年 メルマガ読者数
65万人以上!

介護業界の闇「ずっと身体拘束を実施。利用者のことを考えると…」「毎月のように退職者が出る」

介護業界で働く人の嘆き

介護業界で働く人の嘆き

介護はなくてはならない事業の1つだが、離職率の高さが問題に挙げられる業界だ。実際のところ、どのような現状なのだろうか。介護業界に携わるキャリコネニュース読者から寄せられたエピソードを紹介する。

40代女性は、勤め先である介護施設の不毛な現状を嘆いている。開設から10年以上も経過しているが、介助方法や勤務体制は何ひとつ改善されていないという。特定の利用者に対する依えこひいきも横行している。

「日勤は1人勤務がメインなので、ナースコールの対応が追い付かない。運営方針があり得ないほど古すぎるから毎月のように退職者がでる。残された職員で現場を回さざるを得ない状況で、利用者とのコミュニケーションも図れない」

過去には上層部に引き留められて、退職を先のばしにされた元職員も数人いたとのことだ。

介護事務員なのに介助・ケアマネ業務を当然のように任せられる 手当は一切ナシ

施設で事務員をする40代男性は、業務範囲外の仕事の存在に”切迫した日々”を送っている。

「辞令以外の業務分担があります。本来なら介護職員が担当する利用者の見守り業務をさせられます。ケアマネージャーや生活相談員が休みの日には、私が問い合わせの回答を代行しています」

それにもかかわらず「事務員だから」と業務手当ては一切なく、残業手当もつかなかった。処遇改善の対象にもならなかったという。

「他部署の職員たちは『事務員は朝30分前から出勤している』『昼休憩時間中でも自分たちの用事は引き受けてくれるのが当たり前』『夕方定時以降でも事務所には誰かがいる』ことが前提だと思っているようです」

さらに男性は、「業務分担と言いながら、事務員をないがしろにした自己都合での業務効率化を進めている」と続けた。そうした施設職員たちの履き違えた認識に、事務部門長や施設長も同調していると書いた。

「実地指導の日だけ、バレたら大変なので、許可のない身体拘束を解除します」

かつて30代女性は出産後に介護職に就いたが、その間に体感した業界の闇を明かす。院内託児所は、業務時間までしか見てくれず、「残業は誰かが子どもを静かにさせて見ておけ! 残りの人が残業しろ」と言われた。さらに、

「『うちは有休じゃなくてリフレッシュ休暇が2回あります』しか言われず、ブラックぶりを痛感しました。男社長は『女はお喋りと愚痴ばっかりで仕事をわかっとらん!』と社内での私語が禁止でした。ふざけるな!ですよね」

と怒りをあらわにした。女性は3年で退職したという。

40代男性は原則として禁止である身体拘束を許可なく多くの人に実施している職場に精神的なダメージを受けている。

「数年に1度の実地指導の日だけ、バレたら大変なので、許可のない身体拘束を解除します。実地指導が終われば、また身体拘束をしています。その疑問を投げ掛けても、逆に怒られてしまいます。また、会議を開催していないのに架空の会議録を作っています」

男性は、「いつかバレて処分されるのではないかと今でもヒヤヒヤしている」という。また、「利用者のことを考えると仕事もできない」と日々の苦しみを漏らしている。

キャリコネニュースでは引き続き「ブラック企業経験談」「会社を辞めようと思った瞬間」に関するアンケートを募集をしています。

【PR】注目情報

関連記事

次世代バナー
次世代バナー

人気記事ランキング

  1. 40度の発熱でも「這ってでも出社しろ」と怒鳴られ「せめてインフルを上司にうつしてやる」と思った男性 数年後その職場は「潰された」【後編】
  2. 「ボランティアで働け」と怒鳴り散らす職場を、労基に通報した結果
  3. 会計で「クレジットカードを返されてない」と本社に猛クレーム 防犯カメラを確認すると…
  4. 3か月で6人が退職も「お前が辞めたあと、さらに4人辞めたよ」 休日出勤は「私用」名目でごまかす職場【前編】
  5. 仕事ができない男性が上司に「では辞めます」と伝えたら→「ものすごく笑顔になって、その場で退職届を書かされました」
  6. サービス残業がひどいので「帰宅時にタイムカードを押さないように」してみた結果【再配信】
  7. 「もう指導をやめてください」大会会場で保護からクレーム 休日も朝6時から準備してきた部活動の指導者が思うこと
  8. マッチョ男性、駅で“ぶつかりおじさん”を跳ね返す!? 「胸囲115cm、体重95㎏」ぶつかってきた相手が転落しそうになり焦る
  9. 「ゴミだよ、この銀行。爆破したほうがいい」伝説発言の元拓銀マンはいま――その後の人生を聞いた
  10. 「みんな辞退するから、仕方なくあなたになった」初日に言われた女性 一年後、「ボーナスのある職場に行きます」と反撃した結果

アーカイブ