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千秋とカンニング竹山が若者に反論 「やりたいことなんて、40歳過ぎないと分からない!」

キャリコネニュースが2月3日の記事で取り上げた、実験型の就活サービス「ベツルート」。2月27日放送の情報番組「ノンストップ!」(フジテレビ系)でも、その内容が紹介された。

このサービスは、やりたいことが見つからない就活生が、最初にどうしても「やりたくないこと」を選んだ上で、それを受け入れてくれる企業を「くじ引き」で選び、就職先の候補を紹介するもの。2月24日には東京・渋谷でプレイベント「焼肉採用」が開催された。担当者は企画の狙いについて、こう説明していた。

「就活という現実において、『やりたいこと』の多くは幻想であり、就職後にどれだけ前向きに働くかが大事。まずは『やりたくないこと』を明確にすることで双方にメリットがある」

「やりたくないこと」は年齢でブレないのか

「焼肉採用」でのくじびき(編集部撮影)

「焼肉採用」でのくじびき(編集部撮影)

このユニークな考え方に、元婦人公論の編集長・三木哲夫氏は納得。「採用側も占いみたいなもの。この子は良いと思っても全然大はずれだったり、これははずれものだと思ってもそれが当たりということもある」と、採用側にもメリットがあるかもしれないと話した。

ただ、「焼肉採用」イベントに実際に参加した大学院生(25)のこんなコメントVTRが流れると、スタジオの雰囲気は一変した。

「就活のときは、内定を取るのに必死で、とにかく就活を終わらせたかった。仕事をやっていくうえで『やりたいこと』は変わっていくと思うけど、『やりたくないこと』はそこまでブレない」

この意見に、猛反論する出演者が現れた。タレントの千秋さんは、やりたくないことも「ブレる」と言い切り、自らの経験を交えながら声をあげた。

「もともとミュージシャンになりたかった。バラエティも初めはできないし、喋れないと思っていたけど、結局は20年以上やっているから、やりたくないと思っていたことも大好きになった」

お笑い芸人のカンニング竹山さんも「やりたくないということをただ頭で考えているだけで、現実の想像が全然広がっていない」と、若者の意見に疑問を呈した。

「頭で考えると、何も動けない。実際に自分で組み立ててやってみると、気づかなかったことがものすごく分かる。それが、身を持って生きるということ。本当にやりたいこと、やりたくないことが分かるのは40過ぎてからですよ」

企画者は「本質は、あの空間にいないと分からない」

あまりの2人の剣幕に、司会の設楽統さんは慌てて「永遠の世代のギャップがあるのかもしれない」と話をまとめた。

番組では街頭取材として、このサービスに対する若者たちの感想を紹介していたが、そこでも賛否両論の意見があった。20代の男性会社員は、やりたくないことに嫌々関わり「中途半端な仕事をされても雇い主が困る」と賛成。20代の女子学生も、

「何もない人にとっては、(偶然性を取り入れても)そういう機会があった方が夢につながるチャンスになると思う」

と賛意を示した。その一方で40代の男性会社員は「いやだと思っても、いいと思うこともあるから、そういう区切りで考えない方がいい」とコメント。若い頃の好き嫌いだけで、世界を狭めない方がよいという考え方を示した。

この日の放送に対し「ベツルート」企画者の若新雄純氏は、自身のFacebookで以下のように綴っている。

「まだまだネタですよね。外観と中身は、ずいぶん違うんですよね。あれは、あの本質は、あの空間にいないと分からない」

あわせてよみたい:「働きたくない」という選択肢も受け入れる焼肉採用

 
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