お笑いコンビ「チュートリアル」の徳井義実さんが2018年までの7年間、計約1憶2000万円の所得隠しと申告漏れを東京国税庁から指摘されていたことが10月23日、分かった。
報道によると、徳井さんは吉本興業からのギャラを自身が設立した会社を経由して受けといっていたが、2012年から4年間、個人的な旅行代や洋服代を経費として申請。さらに、2016年から2018年の3年間に至っては収入を全く申告していなかった。
脱税としてはかなり悪質だが、ネット上では徳井さんが過去に「家計簿アプリ」のCMに出演していたことが注目を集めている。家計の管理を助けるサービスを勧めていたはずが、自分の収入すら管理できない実態が明らかになってしまった。
「キチンとお金の管理をしている男性=堅実でステキ!」
徳井さんは2015年6月から都内IT企業の家計簿アプリのCMに出演。CMでは、スマホとクレジットカード、レシートを持った徳井さんが「家計簿アプリ」の利便性を紹介。また、同サービスのWEB限定ムービーにも出演しており、主婦やビジネスマンに扮した徳井さんがアプリを活用することで、節約に成功する場面を描いている。
ムービーでは、
「キチンとお金の管理をしている男性=堅実でステキ!」
というキャッチコピーもあった。さらに、同社のサイト上では「撮影前は、お金の管理は面倒で全然できていなかった」という徳井さんのコメントとして、
「『自動で(家計簿を)つけてくれるし、レシートを撮影するだけで、使ったお金の内容を分けてくれるし、すごいよ!』と知り合いに教えています。皆も、さっそく始めているようです!是非、主婦の皆さまも、ビジネスマンの方もこの驚きを体感してください!」
と呼び掛けていた。自らの財務管理を棚に上げて、”知り合い”に教えていたのだろうか。
広告に起用されながら年金未納だった江角マキコさんを思い出した人も
このCM起用にツイッター上では、2003年に社会保険庁(当時)のイメージキャラクターとして起用されるも17年間にわたる年金未納が明らかになった元女優、江角マキコさんを思い出した人も。「芸能人やお笑い芸人を起用するのはリスクしかない」「スポンサーは徳井にキレていいと思う」といった声も出ていた。
徳井さんのツイッターには、「脱税しましたねさようなら」「信じてたのに、悲しい」といった、落胆や怒りの声のほか、謝罪を求める声も寄せられている。