海外駐在を控えた商社マンが「専業主婦になって」とプロポーズ これって受けるべき?

Q&Aサイトの発言小町に、こんな相談が寄せられていました。相談者さんは24歳の女性会社員。先日、交際中の彼氏からプロポーズされました。彼は商社に勤めており、1~2年以内に海外駐在の辞令が出て、長期にわたって海外駐在となる見通しです。

彼は「共働きはありえない」という考え方で、「辛い海外勤務を妻として支えてほしい」と言っています。また、収入や手当から考えて「今後金銭的な心配は全くいらない」「駐在に付いて来て欲しいのは楽をさせてあげたいから」とも言っているそうです。

回答者は「彼とこのまま結婚するのは危険」

専業主婦となって夫とともに海外へ

専業主婦となって夫とともに海外へ

一方、相談者さんは大学を出て入った会社で、総合職として勤務中。「バリバリのキャリアウーマンになりたい」とまでは思っていないものの、キャリアを積む前に専業主婦になるのはリスクが大きいとも感じています。

社会人2年目で重大な決断を迫られて戸惑う相談者さんは、実際に海外駐在に帯同した女性の意見を聞こうと、こんな質問を投稿してみました。「駐妻(ちゅうつま)の方はどのようにキャリアを積まれているのでしょうか? キャリアは諦める方が多いのでしょうか?」

専業主婦となって夫とともに海外へ――。そんな生活に憧れる女性も、少なからずいるのではないでしょうか。そういう人からすれば「相談者さんは何を悩んでいるの?」と不思議に思うかもしれません。

しかし回答者からは、意外にも「相談者さんが仕事を辞めることを軽く考えている彼ってどうなの?」と疑問視するコメントが相次いでいます。女性が会社を辞めて専業主婦になるよう求める彼氏は、女性に「一方的にリスクを負わせようとしている」というのです。

JJさんは、金銭的な心配が全くないのは「彼と結婚している間」だけであり、経済的に依存していれば、彼の浮気などであなたが離婚したいと思っても難しくなると指摘します。

「今の俺様思考のままの彼と結婚は駄目です。しっかり話し合い、『妻は黙って着いてこい、妻は自分を支えて当然』という一方的な認識を何とかしないと、将来に後悔するのはあなたですよ」

3年ごとに引っ越し「空しいと思うことも多い」という駐妻も

その一方で、「駐妻でもキャリアは積めた」という回答者もいました。駐在先で始めた習い事にハマって帰国後にスクールを経営している人や、現地語をマスターして通訳として働いている人など、バイタリティあふれるケースも少なくありません。

中には、駐在先で大学に通い、帰国後も日本でその研究を続けて日本の大学で教授をしている凄い女性も。帰国後に以前働いていた職種で派遣社員として働き、正社員に転職したという人もいます。

しかし、全ての駐妻が華々しい人生を送れるわけではないという指摘もありました。回答者のMさんによれば、海外の生活は苦労の連続で「キャリアを積めたとコメントした人は海外の生活が合っていただけ」と忠告。10年間海外帯同をしている女性からも、

「日本にずっといたら得られたはずの物が得られなかった。そういう思いはあります。その時その時は一生懸命やってきたつもりですが、空しいと思うことも多いです」(そろそろ帰りたいさん)

彼女は夫の仕事の関係で3年ごとに引越しを行い、アメリカ、欧州、アジアを回っています。帯同先には駐妻向けの習い事はたくさんあったけれど、期間も短く全て中途半端で、帰国後に職に結び付きそうなものはないと言っています。

「世の中に男性は彼一人ではありません。繰り返しますが、まだ24歳。自分と主さんの将来を同じ重さで考え、一緒に人生を歩もうとしてくれる人は、これから現れるのではありませんか」

回答者のちなみさんは、結婚自体を見直してはどうかと提案しています。世の男性たちも、女性の考え方の変化をよく理解しておいた方がよさそうです。(ライター:Makiko.N)

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