働く中で、理不尽な目にあう人も少なくはない。また、そのことで会社に改善を求めても、従業員の声を受け止めてくれない企業もある。それが理由で退職を決意した人もいる。
40代の男性は語学力を買われ、度々転勤を強いられた。男性は「1年に1度のペースで転勤して、同期は残留し偉くなる一方で、私はダーツの旅ばりに新店舗を立ち上げては異動」と嘆く。それにも関わらず、
「海外含めて7年連続で新店舗を立ち上げ、軌道に乗せたが昇進も昇給もなかった。人事にきつく抗議すると『○○さんしかいないんです。できる能力を持った人がいないから…』とその場しのぎの返答をされた」
という。男性は「その場で『辞めます』と伝えて親会社に転職しました」と綴っている。その後、親会社に転職。子会社を巡回すると、自身の仕事の記録はほとんど残っていなかったことが判明した。今は正当な評価を受けているものの、「7年を返してほしい」とこぼした。
「あの人はそういう人だからと、まともに取り合ってくれない」
30代管理・事務職の女性は「教育体制が全くない」という職場で勤めている。引き継ぎをしようにも、「教え方が下手。責任感も引継リストもなく、『マニュアルは僕の頭の中です』と言われたときにはびっくりしました」という。
「会社に訴えても、『あの人はそういう人だからね』って、まともに取り合わない。そういう会社なんだとガッカリしました」
50代の女性は現在の職場で、「飲酒しながら仕事している人がいる」という。しかし会社は放置。女性は、
「私は黙っていられず、本人にやめてほしいと言ってから嫌がらせが続いている。上司にも相談したが、注意するだけで飲酒は続いている」(管理・事務職)
飲酒しながらの仕事を注意できないほど、その上司には権限がないのだろうか。社員の要望を会社が受け止めて改善をしないと、多くの社員が退職を決意するきっかけとなってしまうようだ。
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