ブラック企業に従事したことがある人は、残念ながら少なくないようだ。キャリコネニュース読者からも日々経験談が寄せられているが、「上司・先輩社員のパワハラがひどかった」(40代男性/クリエイティブ職)といった声が非常に多く寄せられている。
技術職の30代女性は、
「業務後に毎日、日報という名目で反省文を書かされ『あなたは何もできない!』と言われた」
と明かす。今回はブラック企業で受けたパワハラ発言を紹介する。
診断書を提出すると「逃げる切符と思うなよ」
管理・事務職の50代の女性は、現在の勤め先でひどいパワハラにあっている。毎日21~22時にタイムカードが打刻されているにもかかわらず、定時退社扱いをされているという。その理由について、
「労働時間の8時間を有効に使う能力がない」
「仕事をしていた証拠がない」
などと言われている。体調を崩し診断書を提出すると「逃げる切符と思うなよ」、退職の意を伝えると「退職するならその分損害賠償しろ」とパワハラ発言のオンパレードである。
販売・サービス職の20代男性は、上司のミスを自分のせいにされた。不当だと抗議したが、逆上した上司にすごい剣幕で、
「勝手な正義を振るな。俺が白いものを黒と言えばすべて黒になるんだ」
と言われたという。この上司は今までも自分に都合が悪いことが起こるとパワハラ発言で部下に圧力をかけてきた可能性もある。男性はすでにこの会社を退職しているが、今後も退職者が続出してもおかしくはないだろう。
社員の人格を否定「お前は会社の癌」「日頃の行いが悪いから」
業務内容だけでなく、社員の人格否定してくる職場もある。販売・サービス職の30代男性は、毎日早番遅番での作業、休日出勤は当たり前、ストレスで2~3日寝られない状態だったときのことを以下のように綴る。
「体がもたないと訴えた翌日からパワハラが始まった。『お前は会社の癌だ』『ここにお前の居場所はないんだよ』等」
男性もこの会社をすでに退職済だ。居場所がないとまで言われたら、次の居場所を探すのが賢明な判断だろう。
技術職の30代女性は、提出書類がなくなったとき、女性が失くしたと責められたことがある。探すと責めてきた人の机から出てきたが、謝るどころか、
「日頃の行いが悪いから疑われる」
と言われたという。本当に日頃の行いが悪いのはどちらなのか、責めた社員にはじっくりと考えていただきたい限りだ。
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