「ブラック企業に履歴書を汚された」と嘆く30代女性 「串揚げは水で流し込め。味わう必要はない」とパワハラ被害 | キャリコネニュース
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「ブラック企業に履歴書を汚された」と嘆く30代女性 「串揚げは水で流し込め。味わう必要はない」とパワハラ被害

転職先がブラック企業で出鼻をくじかれた人も多いようだ。

転職先がブラック企業で出鼻をくじかれた人も多いようだ。

転職して心機一転、新天地で前途洋々のはずが、入社先がブラック企業で出鼻をくじかれたというケースもある。キャリコネニュース読者からも、

「入社早々、身体的なことで毎日嫌味を言われた」(40代男性、技術職)
「入社してすぐに『女は管理職のご機嫌取りのために採用してるだけだから』と言われました」(30代女性、技術職)
「残業なしと聞いて入社したが残業あり。残業ができないと言ってるのに、『自分次第』としか言われない。休憩もちゃんとない」(30代女性、販売・サービス職)

といった声が寄せられている。以前、スポーツ事業を展開する会社にいた30代女性は、経歴まで傷をつけられた内の1人だ。

「お前は優秀じゃない。鈍臭い。遅れて来たんだから、周りとおんなじ量になるまで食え」

会社のネームバリューから、下調べには力を入れず、安心と期待感を胸にキャリアアップを狙った転職だった。広報部に配属されたが、入社2日目に所属選手の遠征試合への同行を指示された。

試合会場から最寄り駅まで徒歩20分あったが、帰る際に乗る予定だったバンは、急遽来た監督が乗ったため女性は乗ることができなかった。駅まで歩いて向かうことになったが、代表から会食に誘われた。

「店に着く時間を正確に教えるよう数回連絡が入りました。『経費では落とせないが、タクシーで来るか徒歩で来るかはあなたの判断に任せる』と言われ、すぐに指定の店までタクシーを使いました」

この入社して初めての出張は5日間あった。選手の身の回りの世話で、体力的にも負担がかかり疲れ切っていた。しかも料理は串揚げのコース。もともと食べるペースが遅く、食物アレルギーもあったという。

「席に着くと代表が話をされていたので、そこで食べたら失礼かと思い、そのまま聞いていました。すると代表から『お前は優秀じゃない。鈍臭い。遅れて来たんだから、周りとおんなじ量になるまで食え。熱いなら水で流し込め。お前が料理を味わう必要はない』と何度も言われました」

「悔しいけど、自身の履歴書を汚すだけの結果になりました」

女性は指示通り、無理やりお茶と水で流し込んだ。会食は2時間ほど続き、ホテルに着いたのは深夜0時。結局その日は、約10万円分の立て替えも指示された。出張から戻ると、すぐに別の出張先に向かうよう命じられた。

「通院があると断りましたが、『なら翌日から』と言われ渋々承諾。その日を境に諸々がパワハラと感じ、家族や友人へ相談し退職を決意しました。出張から帰った翌日は通常通りに出勤し、翌々日からまた地方出張。ここでも約40万円の経費を立て替えました」

女性は一連の件を踏まえ、人事に退職の旨を伝えた。人事が経費の立て替えを「非常にまずい」と危惧したこともあり、そのまま早期退職の手続きが進み退職できた。女性はこの転職について「悔しいけど、自身の履歴書を汚すだけの結果になりました」と綴っている。

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