新型コロナウイルスの感染拡大を受け、企業も対策に追われている。オーディオブックの制作・配信を行うITベンチャー企業、オトバンクは1月27日から2週間を目途に、午前7時から午前10時の出社ラッシュ時、全従業員が電車通勤を回避するよう呼びかける。基本的に在宅勤務を実施するほか、外出時および社内においてマスクの常時着用を実施する。
また、GMOインターネットグループは27日から、渋谷、大阪、福岡の拠点で2週間をめどに在宅勤務とする。中国国内に駐在、出張中のパートナーに対し、強制帰国の指示を行ったことも明らかにした。感染の拡大状況によっては今後、同様の措置をとる企業が続くものと見られる。
元ZOZO・前澤氏「素晴らしい決断。ZOZOはどうする?」
ZOZO前社長の前澤友作氏はツイッターで27日朝、GMOインターネットグループの決断について「仲間を大切にする熊谷さん。素晴らしいご決断」と称賛。一方で「ZOZOはどうする?」とも問いかけた。
ネットでは、リモートワークの対応を取った企業に「羨ましい。画期的だね」「神対応」「うちも見習ってほしい」といった声が出ている。夏に東京五輪・パラリンピックの開催を控え、公衆衛生の面からもリモートワークの整備を望む声が出ていた。
安倍首相は27日の衆議院予算委員会で、国内で感染が確認された場合、法律に基づいて強制的な措置を取ることができる「指定感染症」にする方針を明らかにしている。
仲間を大切にする熊谷さん @m_kumagai 素晴らしいご決断。ZOZOはどうする?
GMO、新型肺炎で国内4000人を在宅勤務に 27日から: 日本経済新聞 https://t.co/vDS5lSeoFN
— Yusaku Maezawa (MZ) 前澤友作 (@yousuck2020) January 27, 2020