フリーランスの8割が「働き方が不安」 理由は「収入が不安定」「納期や技術的に無理な注文を受ける」 | キャリコネニュース
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フリーランスの8割が「働き方が不安」 理由は「収入が不安定」「納期や技術的に無理な注文を受ける」

フリーランスの8割が「働き方が不安

フリーランスの8割が「働き方が不安

日本労働組合総連合会は2月20日、「フリーランス」に関する調査結果を発表した。調査は1月にネット上で実施し、20歳以上のフリーランス1000人から回答を得た。

フリーランスとして働くこと「不安に思う」という人が80.9%で、「不安に思うことはない」(19.1%)を大きく上回った。世代別にみると、特に不安に感じているのは30代(91.5%)、20代(88.4%)だった。

報酬に関するトラブルが多い傾向

不安に思っていることを聞いたところ、「収入が不安定、低い」(48.2%)が最も多かった。次いで、「納期や技術的に無理な注文を受けること」(22.7%)、「報酬がきちんと支払われるかわからない」「発注者に報酬額や条件が一方的に変更されること」(各21.1%)、「仕事がない場合、失業手当のような保障がない」(20.4%)と続いた。

実際にトラブルに遭った経験があると回答した人は50.6%。トラブル内容の1位は、「不当に低い報酬額の決定」(24.9%)。2位以降、「納期や技術的になど無理な注文」(24.1%)、「報酬の支払いの遅延」(20.9%)、「報酬の不払い、過少払い」(20.8%)、「一方的な報酬額の引き下げ」(19.0%)と続き、報酬に関するトラブルが多いようだ。

契約内容の決め方については、「自身と発注者の双方で協議の上、決定した」(35.3%)が最多。一方、「発注者が一方的に決定した」(20.8%)、「内容を決めるやり取りはなかった」(17.8%)という回答も目立った。トラブルを避けるためにも、仕事を受注する際には契約内容を明確にする必要がありそうだ。

フリーランスの平均月収「5万円未満」、専業は「16万円」

フリーランスとしての働き方について、「副業」と位置づけている人は44.8%で、「専業」が37.5%と回答した。「本業を決めず複数就業の一つとして行っている(複業)」という人も17.7%いた。

仕事内容は「データ入力作業」(29.8%)が最も多く、次いで「文書入力、テープ起こし、反訳」(17.7%)、「添削、校正、採点」(12.2%)、「原稿・ライティング・記事等執筆業務」(6.6%)、「取引文書作成」(6.4%)と続いた。

1週間あたりの労働日数は、「5日」(24.3%)が最多。「3日」(17.4%)、「2日」(16.3%)という回答も多く、平均は3.7日だった。「5日」と回答した人は専業で38.7%、複業で21.5%となった。副業では「2日」(23.0%)が最も多く見られた。

月収については、全体で「5万円未満」(40.8%)が最多。「5万円以上10万円未満」(25.2%)、「30万円以上」(9.9%)にも回答がみられ、平均は105,410円だった。働き方別に見ると、専業は16万8600円、副業は6万201円、複業は8万5960円となった。

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