キャリアデザインセンターは2月25日、「女性の仕事観」に関する調査結果を発表した。調査は昨年11月にネット上で実施し、同社運営の転職サイト「女の転職type」を利用する570人から回答を得た。
「今の仕事は楽しいか」を聞いたところ、ネガティブ派の「非常に楽しくない」(14.9%)、「楽しくない」(18.4%)、「やや楽しくない」(21.9%)の合計は過半数を超えた。一方で「非常に楽しい」(3.9%)と答えた人は1割にも満たなかった。
仕事を”楽しい”と感じる方法1位は「転職する」
続いて、今の仕事と「楽しい」「つらい」「どちらでもない」に分けた時の「楽しい」の割合を聞くと、20~40代のいずれの年代でも「3割」が最多だった。また、5割以上という回答者は40代(39.1%)、30代(36.5%)、20代(32.6%)の順に多かった。
一方で「つらい」という回答の割合は、20代で「7割」、30~40代で「5割」が最多だった。また、5割以上をみると、20代(63.2%)がダントツで多く、30代(56.8%)、40代(53.7%)が続いた。
また、仕事が楽しいと思うタイミングを聞くと、1位は「いい仲間がいる」(60%)だった。以降は「人から感謝される」(59.8%)、「成果が認められる」(52.8%)、「スキルが身に付く」「できなかったことができるようになる」(各52.1%)などが上位だった。具体的には
「以前自分が関わっていたプロジェクトが、国の新しい取り組みとしてニュースで発表された時」(40代/マーケティング/正社員/東京)
「上司と距離が縮まり、仕事以外の話も話せるような仲になった時はとても楽しかったし毎日充実感があった」(20代/バックオフィス/正社員/大阪)
「中途入社ながら仕事が早い、覚えが早いと言われるのは素直に嬉しく、それをきっかけに仕事が楽しいと思える」(30代/事務/派遣社員/福島)
といった声も寄せられている。
さらに、仕事上の「楽しい」を増やす方法を聞くと、最多は「転職する」(31.8%)だった。次いで「人間関係をよくする努力をする」(18.1%)がランクイン。3位以降は「ポジティブに考える」(17.2%)、「自分のスキルを高める」(15.3%)、「新しいチャレンジをする」(8.2%)などが続いた。