カイゴメディアは2月28日、介護現場における新型コロナウイルス対策に関する調査結果を発表した。調査は今年2月にネットで実施し、ツイッターを利用している介護職者に回答を得た。
新型コロナウイルスについて困っているか聞くと、「非常に困っている」(49.2%)と「若干困っている」(36.1%)の合計が85.3%となった。一方、「困っていることはない」は14.7%となった(回答者数485人)。
突然の学校休校で「シフトへの影響がある」 63%
勤務先の施設・事業所での対策について聞いた。最も多かったのは「やってはいるが不十分に感じる」(58.7%)で、次いで「徹底できている」(30.0%)となった。「徹底できている」は11.4%だ(回答者数544人)。
勤務先について「多少の危機感はありそう」(66.6%)が最も多く、次いで「危機感は全くない」(22.0%)、「しっかりと準備しており安心」(11.5%)というと続く(回答者218人)。
勤務先で新型コロナウイルスの感染が疑われる人がいるか聞くと、「疑われる人はいない」(55.8%)が最多。一方、「見分けがつかない」という人も36.6%いた(回答者172人)。なお利用停止になった利用者がいると回答した人は4.4%、出勤停止になった職員がいるという回答は6.1%だった。
品薄状態が続くマスクについて聞くと、「足りているが無くなりそう」(48.5%)が約半数。「足りていない」も33.3%おり、「足りている」(18.2%)は2割を切った(回答者400人)。コロナウイルスの影響で休校になる小中高校が相次いでいるが、「シフトへの影響がある」は63.1%にのぼった(回答者225人)。