新型コロナでも在宅ワークなしに諦めの声「正社員以外は通常出勤という人身御供」「全員出社して普段よりも密集」 | キャリコネニュース
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新型コロナでも在宅ワークなしに諦めの声「正社員以外は通常出勤という人身御供」「全員出社して普段よりも密集」

考え方が古すぎる。状況を考えれば分かるはず」という人も

考え方が古すぎる。状況を考えれば分かるはず」という人も

WHOは3月12日、新型コロナウイルスはパンデミックと報じた。感染拡大の警戒レベルが高まる中、在宅ワークに切り替える企業が増えている。一方で、踏み出せない会社も少なくはない。キャリコネニュース読者からも、平常時と同じように出社している人から

「コロナに感染しないか不安になる」(クリエイティブ関連/大阪府/30代男性)

といった声は多く寄せられている。依然マスクが品薄という昨今の状況を考えれば、いくら出勤とはいえ外出は避けたいと思うのが、多くの人の本音だろう。それでも出勤せざるを得ない人たちがいる。(文:鹿賀大資)

「医療従事者なので在宅勤務は無理」

たとえ新型コロナの感染リスクが高くても、職業柄や仕事上、出社は必須という声が多く寄せられている。

「医療従事者なので在宅勤務は無理」(神奈川県/40代男性)
「販売なので在宅はあり得ない」(静岡県/50代女性)
「仕事の性質上、絶対不可能。都内の某区役所はどんな部署でやっているのかレポートしてほしいです」(公務員/兵庫県/50代男性)

人命に関わる職種をはじめ、対面接客を必要とする販売関連、役所などの公的機関では在宅ワーク制度をしたくてもできないという現実がある。それとは別に、

「考え方が古すぎる。状況を考えれば分かるはずなのに……」(サービス・販売職/三重県/40代男性)
「在宅勤務ができるような良い会社でもないので、別になんとも思わないです」(営業職/秋田県/30代男性)

と会社の体質に諦めの声も見られた。人命より仕事優先という会社では、従業員に辟易されることはもちろん、感染リスクの意識も薄くなってしまうのかもしれない。

「他所からきた私たちは完全スルー」

一方、雇用形態によって出社と在宅で別れる会社もある。愛知県在住のITエンジニアの30代男性は、

「就業先の全社員は社休で休暇取得済み。しかし他の就労者(契約社員・請負常駐者・パートなど)は、通常出勤という“人身御供”な状況です」

と不満を綴る。男性以外にも、

「客先常駐という形で働いているが、派遣先の正社員は在宅が認められる一方、他所からきた私たちは完全スルー。病気から身を守りたいという気持ちはだれでも一緒だと思う」(ITエンジニア/東京都/20代女性)
「在宅勤務制度を新たに作ったが、利用許可は子どもが休校の人のみ」(営業職/東京都/30代男性)

といった会社の誤解を招く方針に難色を示す声もあがっている。

そのほか、「全員出社しているので普段よりも密集している。寒がりの高齢社長なので換気すらしない。どこよりも危険」(事務・管理職/東京都/40代女性)、「上司や営業が県外に赴き商談をしてくる」(事務・管理職/群馬県/30代女性)と在宅ワークを切に望む投稿も寄せられている。

※キャリコネニュースでは引き続き「【新型コロナウイルス】在宅勤務になった?なってない?」【新型コロナ】ドラッグストア・スーパーで働いている人の声募集に関するアンケートを募集しています。

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