ブラック企業勤めの40代女性「殴り合いの喧嘩が絶えない」「精神を病んで辞める人が続出しても会社は”自己責任”」 | キャリコネニュース
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ブラック企業勤めの40代女性「殴り合いの喧嘩が絶えない」「精神を病んで辞める人が続出しても会社は”自己責任”」

「自己都合退職に持ち込んで退職金を減らす」ことも

「自己都合退職に持ち込んで退職金を減らす」ことも

ブラック企業に苦しむ人は多い。中には社員の心身の健康を全く考えない職場で働いている人もいる。キャリコネニュース読者からも、

「工場内に機械の排気ガスをずっと入れられ、換気扇を付けたら管理職の人に怒られました」(20代男性)
「身内に不幸があったとき『亡くなったのは二親等だろ。普通は休みを取らないのが社会の常識だ』と休ませてもらえなかった」(40代男性)
「係長クラスの大きな会議でのネゴシエーターを、育休復帰後1年目の私にやらせた」(40代女性)

といった投稿が寄せられている。今回は、金属加工会社に勤める40代女性のブラックな職場エピソードを紹介する。(文:鹿賀大資)

「お前は妻子もいるのに、そんな仕事しかできないでどうするの?」

女性の会社では、定時間際になると無意味な残業を強要させられる。そのため本来の業務外である夜勤をしなければならない。

また常日頃、誰かをターゲットにして他の従業員の前で個人の学歴などを大声で公表し罵倒する。現在の課長が現場を管理するようになり、個人攻撃によるパワハラが勢いを増したという。

「課長は、既婚者の男性従業員に対して『お前は結婚して奥さんも子どももいるのに、そんな仕事しかできないでどうするの? 俺は独身だからどうなってもいいけど!』という言い方をします」

それを見ていた他の従業員も、課長の酷すぎるパワハラとモラハラに嫌気が差し、どんどん辞めていったという。そうした影響から人手不足になり、求人をかける状況に陥った。しかし課長は態度を改めるどころか、従業員にいつもの調子で個人攻撃を続けていた。

「何かにつけて自分より学歴の低い人に対し、既婚であることをネタに『新人を募集するみたいだよ。お前の居場所がなくなるんじゃないの?俺は独身だからいいけど!』などと、暴言を連発していました」

学歴は高くとも、独身であることにコンプレックスを抱いているのだろうか。迷惑この上ない課長だ。

「長年務めてきた社員は年を取ったら退職金を支払う前に病ませて使い捨て」

その矛先は女性にも向けられた。連日の休日出勤や残業で疲れがピークに達し、定時退社を希望すると、上司から「お前だけ定時だけど? また会社からあれこれ言われるぞ」と言われた。それでいて課長は平然と定時退社をする始末だ。そんな課長について、

「自分の仕事だけして協力などは一切しないノンストレス野郎です。イジメのターゲットは大半の人が定時帰宅組。急ぎでもない作業を残業までさせられるから疲弊がたまっての定時希望なのに、ボロクソに言われます」

課長の上の役職者に相談しても、責任転嫁させるばかりで役に立たないという。そうした職場のため、陰湿な嫌がらせやイジメも放置し、職場で殴り合いの喧嘩などが絶えない。結果的に精神を病んで辞めていく人が続出している。それなのに会社側は、

「『自己責任』や『本人が弱いから』と、自己都合退職に持ち込んで退職金を減らしています。社長の親類縁者だけか役職につき、長年務めてきた社員は年を取ったら退職金を支払う前に病ませて使い捨てです。しかも『若い人を募集すればいいや』で終わり」

という。女性は「その繰り返しです」と呆れている。

※キャリコネニュースでは引き続き「ブラック企業経験談」「ウチの会社のホワイト自慢」に関するアンケートを募集しています。

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