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「プレイングマネージャー」は長時間労働になりやすい傾向 月200時間以上働いている人が4割超

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リクルートマネジメントソリューションズは6月2日、「ミドルマネジャーの役割」に関する調査結果を発表した。調査は3月にネット上で実施し、20~50代の管理職601人から回答を得た。

同調査では、それぞれの管理職が重点的に時間を割いている役割を元に、5種類のタイプに分類。人数が多かった順に「部下マネジメント重視タイプ」(153人)、「プレイングマネジャータイプ」(130人)、「業務マネジメント重視タイプ」(111人)、「方針重視タイプ」(108人)、「対外活動重視タイプ」(99人)と定義した。

管理職の月間労働時間は「月間180時間以上200時間未満」

職種別に見た時に、営業・販売職に最も多かったのは「部下マネジメント重視タイプ」(30.5%)だった。企画・事務職では「部下マネジメント重視タイプ」(26.4%)。開発職では「方針重視タイプ」(22.5%)が多い傾向があった。

「マネジャーとしての成長を感じること」を聞くと、全体の最多は「部下の育成・成長」(18.8%)。次いで「視野の広がり」(13%)などが続いた。特に「方針重視タイプ」では、4人に1人が「部下の育成・成長」(25.0%)と答えた。

月間労働時間の最多は「月間180時間以上200時間未満」(28%)。「月間200時間以上」の回答率が最高だったのは「プレイングマネジャータイプ」(43.1%)だった、一方、最も少ないのは「方針重視タイプ」(37.9%)だった。

管理職の課題、1位は「部下に仕事を任せきれない」

管理職としての役割を果たす上での課題を聞くと、最多は「部下に仕事を任せきれない」(50.3%)。次いで「自分が関係者との間に入って調整しなければ部下の仕事が進まない」(33.4%)などが続いた。

役割にかける時間配分をどう変えたいと思っているのか聞くと、どのタイプでも最も減らしたいのは「プレイヤー業務」。一方、もっと時間をかけたい役割としては「部下マネジメント」がトップだった。

だが、9割近くは「業務の時間配分を変えるのは難しい」(86.9%)と答えた。回答者の半数近くは「ここ2~3年働き方改革により管理職の負担が高まった」(45.5%)と答えている。

働き方改革による影響を聞くと、配分を変えるのが難しいとした人のうち4割以上が「効率一辺倒で余裕がなくなった」(43.2%)と回答。このほかに「プライベートの話がしづらくなった」(31.4%)、「業務分担でもめたり、ギスギスするようになった」(35%)、「会社のビジョン実現に向けた求心力が低下した」(32.1%)なども挙がった。

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