コロナ禍の収入減が死活問題な人々「月収は10万円の減額」「住宅ローン払えない」 | キャリコネニュース
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コロナ禍の収入減が死活問題な人々「月収は10万円の減額」「住宅ローン払えない」

「子供を養うことができない」という人も

「子供を養うことができない」という人も

新型コロナウイルスは今も、経済を著しく悪化させている。一部では“リーマンショック以上”などとも言われており、このままでは失業者の急増は避けられないだろう。キャリコネニュース読者からは

「元々、給与の3割ほどは残業手当で稼いでいたようなものです。しかしコロナの影響で残業どころかシフトまで削られ、月収は10万円の減額です」

といった声も寄せられている。しかも、ここへ来て「6月で契約が切れます」「派遣会社からは手当てもなく次の派遣先も未定です」と状況は深刻だ。今回は、コロナ禍における収入減少で、生活苦と直面する人々の投稿を紹介する。(文:鹿賀大資)

「社会福祉協議会から借り入れをしました」

愛知県でパート・アルバイトをする40代女性は、コロナの影響で「収入は半減です」と嘆く。就業先の店舗では、コロナ対策として時短営業を実施。女性も短時間シフトを余儀なくされているという。

「時間数にしたら、今まで月間で入っていた半分くらいです。これでは住宅ローンも払えません。今は銀行さんに待ってもらっています」

福島県の50代女性も、金策に苦しむ現況を綴る。女性は以前、パート・アルバイトとして製造業に在籍していた。退職した理由については「2月半ばから自宅待機になり、4月末で解雇になりました」という。

女性はシングルマザーで、高校生の娘を養っていかなければならない立場にもある、と明かす。だが、申請を検討していた休業補償については「中学生までの保護者が対象のようです。高校生の方がお金かかるのというのに」といい、肝心の失業保険も6月にならないと支給されないという。そうした背景から、やむを得ず社会福祉協議会から借り入れたようだ。

「おまけに2年前に乳癌を患い、現在も治療中で再就職は難しいでしょう。このままでは本当に娘を養うこともできず、生きてもいけません」

「コロナ不況に備えた調整弁にされました」

東京都の20代男性は、元勤務先からの突然の解雇通達によって一気に無収入に転じた。当時は、事務・管理職の正社員として働いていたという。

「4月末付けでの解雇通知書をわたされました。解雇理由は『能力および協調性の不足』とのことです。額面25万円の給与から収入0になるとは、まさに悪夢です……。その際、会社からは『試用期間からのやり直しであれば、再雇用してあげてもよい』といった説明も受けました」

ただ、試用期間中の給与は、現在より5万円も低くなる。また、途中で切られる可能性も高いという。

「時期が時期だけに、コロナ不況に備えた調整弁にされた、と感じています。一部上場の親会社にも助けを求めたのですが、『子会社の事情なんて知らない、分からない』との回答でした。不本意ながら裁判になってしまう予定です」

男性は嘆息まじりに「本当にコロナには振り回されてばかりで疲れますね」と漏らしている。収入もままならない状況で裁判沙汰ともなれば、当面は逼迫した生活が続きそうだ。

※キャリコネニュースでは引き続き「新型コロナで退職を決意した人」「”オンライン疲れ”してませんか?」に関するアンケートを募集しています。

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