新型コロナ、海外在住の日本人の半数が減収「在外邦人は助けてくれないのか。私は日本人です」 | キャリコネニュース
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新型コロナ、海外在住の日本人の半数が減収「在外邦人は助けてくれないのか。私は日本人です」

「収入が全くなく、食事代にも困っている」と嘆く声

「収入が全くなく、食事代にも困っている」と嘆く声

ロコタビは6月25日、新型コロナウイルスの影響についての実態調査結果を発表した。調査は6月4日~9日に、同社の「ロコタビ」に登録している海外在住の日本人を対象に実施。94か国に住む2155人から回答を得た。

新型コロナによる収入への影響について、「変化なし」と回答した人は47%。減収した人は、「5割以上減少」(24%)、「2割以下減少」(13.5%)、「2~5割減少した」(11.6%)と続き、半数が減収となった。増収したという人はわずか3%に留まった。

ハワイ在住者「職をなくした人などが近所や車への窃盗、暴力、ひったくり」

具体的には、

「日本からの通訳、コンサルタント依頼が皆無」(ドイツ在住/60代)
「ケニアの山奥で温泉サウナがある宿を経営しています。国際便の乗り入れが停止になり2か月間収入がなく大変困っています。」(ケニア在住/50代)

というように日本同様に現状は厳しいようだ。さらに観光業従事者については、6割以上が「収入が半減以上した」と回答している。

「先日サーフガイドが自殺したと聞きました。ローカルの人が自殺されるなんて今までになかったことで、ショックを受けました」(インドネシア・バリ島在住/50代)
「フリーランスのガイドなので3か月間全く収入がありません」(ドバイ在住/50代)
「職をなくした人などが近所や車への窃盗、暴力、ひったくり。ニュースでは報道されない事件があちらこちらで毎日発生している」(ハワイ州在住/50代)

といった声が寄せられた。

現地政府による補償についても、不満の声が多く寄せられている。

「日本人は外国人在住者にも一律手当を出しているのに、シンガポールではシンガポール人にしか手当を出していない」(シンガポール在住/50代)
「収入が全くなく、食事代にも困っています。日本政府には『在日は助けても在外邦人は助けてくれないのか』『私は日本人です』と言いたい」(タイ在住/60代)

実際、アジア在住の人の6割が「補償無し」と回答している。

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