「たぬのモフみと共にあらんことを」おびひろ動物園が保護した子タヌキたちがすくすく成長中 | キャリコネニュース
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「たぬのモフみと共にあらんことを」おびひろ動物園が保護した子タヌキたちがすくすく成長中

画像提供:おびひろ動物園

画像提供:おびひろ動物園

北海道帯広市のおびひろ動物園の子タヌキがツイッターで話題になっている。同園は6月下旬から、ツイッターで5匹の子タヌキが元気にケースを飛び出そうとしている動画を投稿。

ほかにも眠っている子タヌキの肉球に触れ、ぽっこりとしたお腹の様子や、園内を元気に走り回る様子、ゲージの中でじゃれあう様子などを収めた動画や写真などを投稿。「たぬのモフみと共にあらんことを」という言葉が添えられていることもある。

リプライ欄には「くりくりお目目にキュン死です」「こんなにたくさんの子ダヌキを見たのは初めてです!」など、可愛い子タヌキの姿に悶える声が相次いだ。しかしこの子タヌキは同園で生まれたのではなく、保護されたタヌキだった。

運が良ければ園内で散歩しているところを見れるかも

同園は道の委託を受け、有害鳥獣を除いた傷病鳥獣の保護を行っている。子タヌキと父タヌキは5月30日に保護され、同園にやってきた。6月27日更新の同園ブログによると、「北海道芽室町で樹木の伐採時に、根元にあったタヌキ達の巣を壊してしまったと聞いています」という。

画像提供:おびひろ動物園

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倒木により父タヌキは骨盤を骨折しており、保護したものの死亡。母タヌキはその場にいなかったが、生後1~2週間の子タヌキがいた。保護時は体重200グラム程度だったという。

今回のタヌキ保護時に、母タヌキの姿は見えなかった。ただ、エゾタヌキは臆病な気質であるため近くで見ていた可能性もある。タヌキは一夫一妻で、子育て中は親が交代で餌をとるためだ。

飼育員は「傷病鳥獣保護の観点からみると、子タヌキは保護すべきでなかったのかもしれません。もしかしたら母が戻って来たかもしれませんが、今後生き延びられたかはわかりません」と話す。

画像提供:おびひろ動物園

画像提供:おびひろ動物園

ブログでは母タヌキについて「これ以上、野生に生きる彼らに干渉する事は出来ない」と綴っていたが、保護した子タヌキについては、「責任をもって飼育していきたいと思っています」としている。

現在、同園で子タヌキは午後に10分程度の散歩を行っている。密を避けるため告知は行っておらず、運が良ければ会える。一般公開は今年夏ごろを予定している。飼育員は「走り回って元気いっぱいです。子犬系のような飛んだり跳ねたりする動きをしています」と話した。

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