40代といえば、生産年齢人口(15~64歳)のほぼ中間層に位置する。平均世帯年収の551万6000円(厚労省調査)の少し上を行く、世帯年収600~800万円という世間の40代はどんな生活をしているのだろうか。キャリコネニュース読者からは、
「子どもが1人(公立小学校)なので、普通の生活をする分には余裕がある。でも贅沢はできない。もし中学受験をするとなれば、一気に余裕もなくなるだろう。昼食単価は500円程度、家族での外食はせいぜいフードコートか100円の回転寿司」(愛知県/40代男性/金融・保険系)
「子ども2人と住宅ローンで余裕はありません。高校卒業までは学資保険を一人当たり1万円ずつかけていますが、満期で各200万円にしかなりません。卒業後の不足分は、奨学金に頼らなければなりません」(新潟県/40代男性/流通・小売系)
といった声が寄せられている。ほかの40代の投稿も見てみよう。(文:鹿賀大資)
「塾に通わせることなく国公立を卒業したので、貯蓄型の保険を使うこともなかった」
流通・小売系勤務の福岡県の男性は世帯年収が約750万円。「余裕はありません」というものの、「生活に支障がない程度には生活できています」と綴る。それでも不満はあるようで、
「毎月の貯金額が3万円程度です。貯めても貯めても節目ごとに貯金がなくなる、という繰り返しです」
とこぼしている。
メーカー系の会社で働く群馬県の男性は「人並みの生活をすれば、それなりに貯金もできる」という。出費する際は「好きなことにだけお金を使う」と徹底している。
「夫婦ともに犬が好きなので、その世話代にお金は使う。あとは自分の趣味である車と野球だったり、妻の場合はパチンコだったり」
男性夫婦には子どももいるが、「全員、塾に通わせることなく国公立を卒業したので、貯蓄型の保険を使うこともなかった。ちなみにその保険は、生命保険としても適用されるため現在も加入を継続している」という。また、
「子どもの通学用に、安全とランニングコストを考慮してハイブリッド車を新車で購入。土地柄上、車が1人1台必須ではあるが、結果的に新車をセカンドカーとして所有できている」
とも書いている。
「家族3人の食費だけでも月10万円くらいはかかります」
流通・小売系勤務の千葉県の女性は「贅沢しているという感覚はありません」と前置きした上で、
「外食は、ファミレスや安い回転寿司に月に3~4回程度。家で食べる食材を“最低限国産”にこだわっていることもあり、小学生の子ども1人を含めた家族3人の食費だけでも月10万円くらいはかかります」
と綴っている。
メーカー系の会社に勤務する東京都の男性は「普通の生活はできていますが、節約節約の毎日です」という。現在は保育園に通う娘が1人いて、来年には第二子の出産も控えている。共働きだが、妻が娘の登園や迎えにあたっているという。
「時短正社員の妻の手取りは10万円強。一部上場企業に勤める私の手取りは30万円強。毎月2万円の積立てをしています。そのほか保険代も2万円ですが、それらを除くと収支はほぼゼロです」
節約として「ヤフオクを使って不要な物を現金化しています」という。また「第二子が産まれるにあたり、積立と保険のいずれかをやめようか迷っているところです。色々とドキドキする時期です。とりあえず禁煙しました」とのことだ。
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