「世帯年収600万円、私立中学に娘を入れたい」専業主婦からの問いかけに「共働き800万になってから考えな」と厳しい声 | キャリコネニュース
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「世帯年収600万円、私立中学に娘を入れたい」専業主婦からの問いかけに「共働き800万になってから考えな」と厳しい声

中学受験する家庭の年収は?

中学受験する家庭の年収は?

子どもにかける教育費は人それぞれ。子どもの優秀さも関係するため、一概にいくらかかるときっちり予定することは難しく、親にとっては悩みのタネになることも。

ガールズちゃんねるに10月上旬、「中学受験する家庭の年収」というトピックが立った 。トピ主は、現在小学3年生の女の子をもつ母親で、「一人っ子なので中学から私立に入れてあげたい」と考えている。4年生から進学塾に入れる予定だという。

「中受経験者or予定の方、参考までに世帯年収を教えて下さい」と問いかけ、「我が家は1馬力で600万円ほどです」と明かしていた。1馬力ということは、恐らくトピ主は今のところ専業主婦というわけだ。(文:okei)

「600万で私立は結構カツカツじゃない?」共働きを推奨は、あながち間違っていない

トピックは注目を集め、700近いコメントが入った。多かった意見は、

「2馬力800万になってから考えな」
「ひとりっ子でも600万で私立は結構カツカツじゃないですか?」

など、トピ主の見積りを甘いと考える厳しい突っ込みだ。

塾講師だという人は、6年生になるとレギュラー授業のほかに日曜特訓、志望別特訓などがプラスされ、

「年間塾代だけで平均100万ほどかかりますので、やはりある程度の層でないと厳しいと思います」

ときっぱり。実際に子どもを私立に入れたという人からは、入学金や授業料のほか、「語学研修」や「部活の遠征費(ホテル宿泊)」などがバカにならないという声が相次いでいた。

子どもの立場では、高収入家庭が多いため、友人がハイブランドの服や小物を身につけており、肩身の狭い思いをしたと振り返る人もいた。「2馬力800万になってから」は、あながち意地悪なだけでもないようだ。

私立中学の教育費は平均月11万円で公立の約2.8倍

私立に子どもを通わせる人が書いた年収は、それぞれ700万円~1200万円が多かったが、共働きや兄弟の有無など条件は異なる。中には400万円という人もいたが、同じひとりっ子でも地域差や祖父母の支援を受けられるか、娯楽などにお金をかけるかどうかによっても違ってくるため、一概には言えない。

文部科学省の「子供の学習費調査」(2016年度)によると、私立中学でかかる学校教育費と給食費、学校外活動費(学習塾・習い事など)を合わせた学習費は、年間平均で約132万7000円。3年間で398万1000円となる。月にすると、子ども1人あたり約11万円を教育費に充てられることが、私立に行ける目安になるだろう。ちなみに、公立中学は年間47万9000円で、私立は公立の2.8倍ほどとなる。

無理して中学から私立に行くと、高校、大学の費用が心もとなくなってしまう場合もあるだろう。それに、調査はあくまで平均だ。トピックには、「リアルに年収900万円。(中略)年間200万はかかってます」という人もいた。

他方、「本人の意思なのか?」という問いかけもある。「中学受験は無理やりさせると良くないからよく考えてね。私はしたくないのにさせられたわ」と釘を指す人も。確かに、トピ主は費用のことばかり気にかけているように見えるが、本人の気持ちが一番大切だ。もちろん、自分で希望しているなら親としてはできるだけのことをしてあげたいものだが、”私立中学に入るための教育費”あたりでカツカツの場合は、本人の意思も含めて、冷静に考え直したほうがいいかもしれない。

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