新型コロナで帰省を断念した人「末期癌の母の最期に立ち会えるか」「実家が北海道でお互いにリスクが高い」 | キャリコネニュース
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新型コロナで帰省を断念した人「末期癌の母の最期に立ち会えるか」「実家が北海道でお互いにリスクが高い」

今年は帰省を諦める人が多そうだ

今年は帰省を諦める人が多そうだ

もうすぐお盆休みがやってくる。だが、今年は新型コロナウイルスの感染を防ぐため、帰省を断念する人も多いようだ。ガールズちゃんねるに7月下旬、「コロナで帰省を諦めた人のたまり場」というトピックが立った。

「春休み、ゴールデンウィークと帰れなかったからお盆こそは帰りたいと思ってましたが、この状況じゃ帰るのを諦めました」
「『2、3月の頃はGWには帰れるかなー』『GWの頃はお盆には帰れるかなー』『今は年末には帰れ…なさそう…』って絶望してます」

「夏には終息しているだろう」という漠然とした期待感を持っていた人々にとって、思うように身動きが取れないお盆休みは受け入れがたいだろう。(文:石川祐介)

高齢の母に「あと何回会えるんだろう?」

コメント欄には、家族に会えないことに絶望する声が相次いでいる。

「母が高齢なので出来るだけ会いたい。でも東京から北海道はお互いにリスクが高いのでやめます」
「親も高齢になってきたし『あと何回会えるんだろう?』コロナが無かった頃にもっともっと会いたかった」

親が高齢だと今後会える回数は自ずと限られる。かといって、無理をして会った結果、万一にも感染させたら重症化するリスクは言うまでもない。会える時間を少しでも捻出し、残り少ない時間を一緒に過ごしたいと考えていた人にとっては、新型コロナの感染拡大は心底恨めしいはずだ。

「母が肝臓癌で3月にオペをしましたが、自粛が入り3回しか会えずにいました。先月、もう残りわずかな肝臓にすでに3個癌ができているのがわかり、末期癌と言われ新幹線2つ先の駅ですが、帰省してしまいました。何で今年がコロナなんだろう。母の死に目に会えるかわからないこんな事態が本当悔しい」

実際、親が危篤状態にあるという人もおり、親の死に立ちえないことに不安感を抱いているようだ。

実家に迷惑かけたくないけど、旅行で不特定多数に迷惑かけるのは平気?

自粛を継続することで生じたストレスの矛先は、自粛をしない人たちに向いている。

「飛行機の距離が実家です。行くのを遠慮してるのに観光で行く人達がいて納得できません」
「旅行で行ってる人達も帰省はしないんだよ。実家には迷惑かけたくないけど、旅行で不特定多数に迷惑かけるのは平気っていう心理だと思う。吐き気するよね」

自粛をせずに、さまざまな地域に足を運ぶことは非常識であり、許しがたい行為と考える人は多かった。中には「コロナがおさまったわけでもないのに嬉々として旅行する人がいるっていうのがどうも信じられない。政府も経済止めたらどうなるかわかってるからもうストップかける気もないよね」と政府の対応に怒り心頭している人もいた。

オンライン帰省などが推奨されているが、やはり実際に対面した時の家族のぬくもりはひとしおである。一日でも早く新型コロナウィルスが終息し、気兼ねなく実家に帰省できる日が訪れてほしい。

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