会社の心ない対応に、退職を決意する人は後を絶たない。キャリコネニュース読者からも、
「辞めようと思ったのは、会社から『コロナで経営が危ないから念のため解雇通知を出しておく』と言われた時です。そんな軽い感じに解雇通知を出されたので撤回に同意せず、そのまま会社都合で辞めるつもりです」(30代男性/接客業)
といった声が寄せられている。今回は3人の投稿を紹介する。(文:鹿賀大資)
「まるでオフィスが通夜前の状態とそっくりです」
IT系技術職の30代男性は、昭和気質な会社に嫌気が差した。その会社にはマニュアルがなく、上司の説明を各自がメモして覚えるというスタイルだ。男性曰く、
「1つの業務だけならまだしも、すべての業務に対してそれぞれが微妙に違ったやり方でした。そのため、何とも言えない気持ちになりました」
という。また職場自体も気軽に雑談できる雰囲気ではなく、その様子を「まるでオフィスが通夜前の状態とそっくりです」と表現している。
販売・サービス職の30代女性は、上司の呆れる行為に退職を決意した。その発端となったのは、女性が年配男性社員の教育担当についたことだった。
「ミスばかりの人で苦労しました。でも結局は長続きせず、『あと2週間で辞める』と。そこで上司に彼の穴埋めを頼みました」
すると上司は、あろうことか悠長にポテトチップスを出してバリバリと頬張りながら「まぁなんとかなるやろ」と言い放ったという。
「たかが親戚の食事会ごときで」と言われスイッチオン
販売・サービス職の20代女性の会社には、社員を小馬鹿にする社長がいる。社員が5人ほどと小さな会社だ。女性は3年前に入社した。辞めるきっかけとなった出来事について綴る。
「私は前もって約1か月前から、シフト担当者に『親戚の集まりがあるため週末に休みがほしいと』伝えてありました。でも希望休の4日前に社長から呼び出され『なぜこの日に休みなんか取るのか』と怒られました」
とはいえ女性にも「確かにサービス業にとって土日祝日は繁忙日ですが、こちらは1か月前に伝えてあります」と言い分はある。その旨を社長に伝えると、「書類が出てない」と再び怒り出したという。女性はその時の心境について、
「入社以来、今まで”書類を出す”という手順について教えられたことはありません。また、どこにそのような社内ルールが書かれているかも知りません」
と明かす。そんなことは露知らずの社長は挙句の果て「たかが親戚の食事会ごときで」とまで言い放ったという。不満を爆発させた女性は、それから1か月も経たない内に退職届を出したとのことだ。
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