女性は販売職のため、「数字を求められるプレッシャーがある」とこぼす。それでも十分な給与が支払われていればやりがいを感じられるだろうが、
「達成できても、給料に2000円しかプラスにならない」
というから現実は厳しい。しかも、女性の苦労はそれにとどまらない。
「人手不足の店舗にヘルプ出勤することもあるが、地方のほうだと片道2時間かかるところに月何回も出向き、帰ってくるのは深夜だが手当はなし。交通費は翌々月振り込まれるものの、一旦自分で清算する。そうして数万円が一時的にない状態になると、この手取りだときついと思うことがよくある」
月16万5000円の手取りから、数万円を立て替えなければならないとは酷な話だ。出張手当をつけたり、会社のクレジットカードを支給したり、会社側が改善すべき点は多くありそうだ。