男性は月々の支出額を詳細に明かした。
「家賃が5万5000円、水道光熱費1万5000円、携帯3500円、奨学金1万2500円、生活費3万5000円、雑費1万円で、大体残るのが5万円くらいです。最低限の生活をしてこのくらいなのですが、寒くなって上着を買ったり、趣味に使ったりしてしまうと、もっとなくなっていきます」
「都内暮らしではお金がまったく貯まらないとわかったので、品川勤務ですが横須賀に暮らしています。余ったお金を少しずつ貯金しています」
経済的な余裕のなさは、交友関係にも影響してしまう。男性は「僕は彼女がいなくて友達も少数です」と打ち明けた。
「僕も人並みに彼女を作って結婚できたらと憧れる身ですが、経済的になかなか厳しいと思っています。年齢を重ねると介護保険料も徴収され、さらに手取りが減ってしまいます。今この文章を打っていて悲しくなりました」
男性は「日本は税金を取りすぎだと思います。格差社会になるように政治を行っているとしか思えません」と憤る。
「僕は自分の親や家族が大好きですが、”親ガチャ”という単語が流行ってしまうのは必然だなと思いました。僕たち低収入の若者は、政治家と上級国民と老人の奴隷だと思って生きていくしかないのです」
子どもと接する機会の多い児童館職員が、このような価値観になってしまうのはあまりに悲しすぎる。