それでも必死で仕事を覚えてきた女性。しかし「下がったままの手取りを戻されることもないので、転職を考えていることを同僚に話した」ところ、
「当初(当初の給与水準)には届かないのですが、昇給がありました」
と明かす。同僚が女性の悩みを社長の耳に入れたのだろうか、“辞めるな”と言わんばかりの不可解な昇給だ。
女性がインフルエンザの予防接種の副反応で発熱したときの対応も、理解しがたいものだった。コロナ感染を疑った社長が「証明書を医者に発行してもらえ」と指示してきたのだ。
「お医者さんに苦笑いされました。『なんならコロナ専門病院に行かれますか?』とまで言われました」
ちなみに女性はコロナの予防接種も接種済みだが、その際も、
「(接種の)指定日があって(会社を)休まなければならず、職場の同僚と相談して休んだら『誰もいないときに休んだ。会社の業績不振もある』とボーナスは3分の1以下に減らされました」
と酷い仕打ちを受けたという。しかも“会社の業績不振”は適当な言い訳に過ぎず、女性は「業績はむしろ上がって、増額の人もいます」と憤った。
こんな会社に長くいても、苦労するのは目に見えている。早いところ見切りをつけ、転職に向けて動き出したほうがいいのではないだろうか。