「年収500万の都会暮らし」と「年収250万の田舎暮らし」どっちが幸せ? 29歳女性の問いかけに注目集まる
「田舎と都会の暮らし、どちらが幸せか?」とはよく聞くテーマだが、ガールズちゃんねるに10月初め、「年収500万の都会暮らし」と「年収250万の田舎暮らし」どっちがいい?と問いかけるトピックが立った。
トピ主は29歳の女性で、東北出身の会社員。大学進学で上京し、そのまま東京で就職、「今の年収は500万円程度の中堅メーカー事務職です」と明かす。話はここからで、トピ主には同い年の従姉妹がいる。地元の大学を出て地元で事務をしており、トピ主はこの従姉妹から
「都会でいいなー!私なんか年収250万だよ!」
と言われたそう。しかし、トピ主からすれば「従姉妹はとても幸せそう」だという。(文:篠原みつき)
「私は都会で疲弊している暮らし」
従姉妹は実家を出て「家賃は3万、車で週末はアウトドア三昧」、それに対して
「私は都会で疲弊している暮らしです。年収500万の都会暮らしと、年収250万の地方暮らし、どっちが幸せだと思いますか?」
と問いかけた。
これはちょっと、ないものねだりというよりマウントにすら見えてしまうのは、懐の寂しい筆者のひがみだろうか。民間企業で働く20代後半女性の平均年収は319万円(2020年国税庁資料)。男性でも393万円なので、「29歳女性の事務職で年収500万円」は、けっこう良い収入だと感じてしまう。
トピックの回答は「トピ主の収入」に注目が集まった。
「女1人で事務で500万って勝ち組よ?」
「29歳で大したもんだね~大卒・中堅メーカー・アラサーだと、450万の男もゴロゴロいるだろう…」
やはり、トピ主は恵まれていると感じた人が多いようだ。どっちがいい? に対しては「絶対都会」をはじめ、
「500万の都会を選ぶ」「車持たない選択で都会」
「田舎はたまに行くくらいがいいなあ。生活は都会でしたい」
など、都会がいいとする人が圧倒的に多い。娯楽や医療、子どもの教育を考えても都会がいいという声が散見された。
「都会で暮らすようになってからガリガリに痩せて…」という人も
中には「車必須で田舎暮らしは意外とお金かかる」、田舎は人間関係が大変など、田舎のデメリットを説く人も。トピ主も、いまの待遇をすぐに捨てて地元に戻りたいとは思っていないだろう。
一方で、「田舎のほうがいい」という声も少数だが入っている。
「年齢にもよると思う。ずっと都内で暮らしてきて、もう十分だと思ってるんで田舎。田舎らくー静かー」
「ど田舎出身なんだけど都会で暮らすようになってからガリガリに痩せて、今も自然に触れたいって思って涙がボロボロ出てきたところだった」
など、何やら都会に精神を削られたらしい経験者の声がチラホラ。若い頃は23区に住んで年収530万円だったという人は、家賃だけでカツカツ、満員電車で疲弊したとを書いていた。
独り身で年収500万円なら東京であってもそれなりの生活は送れるはずだが、トピ主がどんなことで疲弊しているかはわからない。長時間労働や実力重視の厳しい職場かもしれないし……。
都会の賑わいが好きか、自然が多くて静かな環境がいいかは人によって違うため、当たり前だがどちらが幸せか一概には言えない。そもそも筆者が最初にひがんでしまったように、他人と比べた時点で幸せではなさそうだ。