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【証券業界編】証券業界の労働時間の満足度が高い企業1位は大和証券「19時には退社することが徹底されている」

1位の大和証券の残業・休日出勤について、

「休日出勤はよほどの理由がない限り認められない。残業については19時には退社することが全店で徹底されている。このことで、ダラダラ夜遅くまで残ったり、顧客のところへコンタクトをとったりすることも少なくなった。勤務時間の管理が厳しくなり、効率重視になったことで、勤務環境はかなり良くなった」(コンサルティング営業/40代前半男性/年収1300万円/2016年度)

といった口コミが寄せられた。大和証券はいわゆる5大証券のひとつで、独立系の証券会社だ。2019年3月期のグループ連結売上高は、野村ホールディングスに次ぐ2位の規模。平均年間給与は約1057万円(2019年3月末時点/グループの数値)。

グループとして「人材の重視」を企業理念のひとつに掲げており、ワーク・ライフ・バランスの実現に向けた取り組みに注力している。例えば「19時前退社の励行」を行っており、これにより社員がプライベートを大事にできるほか、時間に制限をつけることで生産性の向上も目指す。2017年度の実施率は97%と既に高い水準だが、最終目標は100%。生産性向上の成果は社員にも特別手当として還元されている。

また、子どもが小学校卒業まで利用できる短時間勤務制度、特別料金で利用できるベビーシッター制度、育児サポート休暇や在宅勤務制度など、育児と仕事を両立しやすくするために多数の制度を用意している。2020年度までに、年次有給休暇取得率70%、男性の育児休職取得率100%、女性管理職比率15%といった具体的な目標数値を明示し、それらに向けて着実に数字を伸ばしている。

こうした取り組みが評価され、厚生労働省が主催する均等・両立推進企業表彰で「厚生労働大臣優良賞」を受賞しているほか、「なでしこ銘柄」に選定されるなど、数多くの受賞歴がある。

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