というのも女性は、利用者の送迎には社用車を使うが、通勤には当然、自家用車を利用してきた。新人だけが通勤にも休日にも社用車を無料で使えるという状況に、ベテラン職員たちの不満は募るばかりだ。
その結果、あからさまな待遇の違いにベテラン職員の3分の2が離職して他社に移ったという。
「私も今月末までです。『新人いるから人数困らない!』(と社長は言うけれど)ベテランと新人さんでは違いますよ。もちろんやる気ある新人さんは素晴らしいですが、積み重ねたスキルが私達にはある。やる気を削がれてしまう現状です」
人材育成はもちろん重要だが、スキルや経験は一朝一夕に身につくものではない。あからさまな待遇格差は、結果的に従業員全体の士気を下げ、人材流出を招きかねない。ベテランの大量離職は、起こるべくして起きたと言えるだろう。
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