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「残業しないために夜9時に消灯」→社員はデスクライト持参で仕事… 深夜まで働いた日々を振り返る女性

勤務時間もかなりきつかったらしく、「残業は毎日夜中の1時2時まで」で、電車通勤の場合は終電時刻の深夜まで働いたという。

「夕方5時半になったら経理担当者から、タイムカードを押すように言われる。タイムカード上では定時帰社しているように見える」

実際の仕事量は「残業しないと出来ない」ものであるにもかかわらず、指示をする40代社長は実務をしていないため理解しようとする姿勢が全くない。「残業をしないために」という名目で「夜9時に会社の灯りを消すように」と無理な命令までしてきたそう。当時の状況をこう書いている。

「しかし社員は仕事が山積みなので、デスクライトを持参して暗い中パソコンを見つめて仕事」

こうした現場の悲鳴が、社長に届くことはなかったようで「社長は実情が全く把握できない」と振り返る。こんな環境では、社員が定着するはずもない。

「若手社員は陰で『こんな会社、転職できたらすぐやめます』と吐き捨てるように言い、転職率が異常に高い」

当然の結果だと思えるが、社長はそんな実情も理解できていない様子だったという。

「社長は勤続賞、MVP賞など金一封を出し、福利厚生に手厚い会社をアピールしていたが、根本的な事が理解できていない」

MVPを貰えるのは、本来貰えるはずの「仕事をした人」ではなく、「社長に取り入るのが上手い人」だったそう。こうした理不尽な評価制度が、社員の不満に拍車をかけていたことは想像に難くない。

女性が体験した数々の出来事は、働き方改革が進む現代から見れば、まさに異常としか言いようがない光景だ。

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