しかし、入社後の現実は非情だった。当初聞いていた仕事をする機器が十分ではなく、「別の仕事ばかりする」という状況になった。
上司に問い合わせたところ、衝撃の事実が発覚する。
「面接時の話が違っていた事が発覚、面接に当たった社長がいまいち分かっていない様子でした」
社長自身が、男性が担当するはずの業務内容や必要な機器を理解しないまま採用していたようだ。
男性はまた別の会社に転職する話を進めていたが、その矢先、会社からある工事の担当に決められてしまった。その工事が終わるまで、あと1年は身動きが取れないという。
男性いわく「(会社は)一応、やりたい仕事に近づけて工事を取ったようです」というが、「的外れで、何もわからないことが露呈しました」という引き続き残念な状況だ。
「ほぼ毎日お酒に逃げてしまう」
八方ふさがりのストレスからか、男性は「今は、ほぼ毎日お酒に逃げてしまい、日に日に酒量の増える日々を送っています」と、アルコールに頼る生活を明かす。そして、切実な胸の内をこう綴った。
「年齢的に転職も厳しくなってくる中で、転職するのが先か? 酒の呑み過ぎて身体を壊すのが先か?チキンレースな毎日です」
気の毒な立場にある男性だが、せめてアルコールは止めて別のストレス発散手段を見つけてほしいところではある。気持ち的にそこまで落ち込んでいるのなら、会社の事情など考えずに転職してしまったほうがいいのではないだろうか。
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